2016年1月18日

多重人格障害と虫めがね

私は、家族や自身の病歴上、精神疾患には強い関心がありまして、それ関係の書籍やウェブサイトなどをよく読むんですが、先日は特に多重人格障害(現在は解離性同一性障害と呼ばれる)について、いろいろ調べて読んでおりました。

「多重人格」というキーワードでグーグルすると、必ず検索結果に現れるビリー・ミリガンという人名。このアメリカ人は、複数の犯罪で逮捕された男ですが、強盗強姦事件で逮捕起訴された1977年、多重人格障害(解離性同一性障害)を患っていると主張し、裁判における弁護を目的として多重人格障害と診断された世界で最初の人となり、さらにこの精神障害が理由で無罪となった世界で最初の人だそうです。

ビリー・ミリガンは、この裁判で有名になりましたが、「アルジャーノンに花束を」の著者として有名なダニエル・キイスの著作「24人のビリー・ミリガン」や「ビリー・ミリガンと23の棺」により世界的にその名を広く知られるようになりました。

それなら、まず「24人のビリー・ミリガン」というのを読んでみようかと思いまして、いつも利用しております Book Depository で購入したのがこれ「The Minds of Billy Milligan」(「24人のビリー・ミリガン」の原書)です。


届いた本を開けてびっくり!

文字が小さすぎる!

長年の目の酷使で視力がガタ落ちの私が日頃いかに苦労しているかは、先日もブログに書いたのですがね、この本の文字は日本の文庫本の文字よりも小さい!

しかし、例のリーディンググラス(別名:老眼鏡)をかければ焦点は合いますので、なんとか読むことはできます。しかし、何ぶん文字が極小なのでうっかりするとすぐに焦点がぼやけるため、うっかりしないように気を(目を)引き締め続ける必要があります。しかし、とてもじゃないが疲れて続かない!

そこで取り出したのが虫めがね。

虫めがねの威力や恐るべし。「こりゃいいや」と思った私の判断は甘かった!この虫めがねはかなり大型ですが、それでもページを丸ごと拡大などできません。せめて、2〜3行分全体を拡大できるといいのですが、それも無理。だからですね、読む文章に合わせてというか単語を追いながら虫めがねを動かし続ける必要があるんですよ。

右手に虫めがねを持ち、左手に本を持ち、虫めがねを動かし続けて読む読書は、はっきり言って疲れます。目が回ります。

どうするか!諦めることはできませんよ。この本、かなり面白くて Page-Turner なんです。どんどん次が読みたいんです。

虫めがねもリーリンググラス(別名:老眼鏡)も要は拡大レンズなんだから、リーディンググラスを2つ重ねてかけたらどうだろうか?

ああ、私って賢いわあ!

リーディンググラスの重ねがけで文字はやや大きめとなり、少しぼやけがちという難点はあっても、まあ両手で本を持って普通に読むことが可能となりました。

しかし、こういう悩みを持つ人は結構いるんじゃないか、探せば便利グッズがあるんじゃないか…と思ってグーグルしてみましたら、やっぱりいろいろあるねえ。これなんかいいかも!


と思ったけどかなりお高い。これなら安いぞ!


笑ってはダメよ!誰でもいつかは歳を取るの。あなたの目だって、いつ見えなくなるか分からんでしょ?

お帰りの前に1クリック を!



0 件のコメント:

コメントを投稿