結論は、私が詐欺業者である「Aussie Wear」の指定する住所にトラッキング(荷物の配達状況追跡)サービス付きで商品を返品して、元通りの良好な状態で商品が無事に届いたことが確認できたら返金してもらえるということでした。日数の条件付きです。
「中国人の詐欺に引っかかった(2)」に書きましたように、返品先の住所は「Rodenbachstraat, 78, 2523 JN Den Haag」です。住所に小さな間違いがありますが、これはオランダのハーグ(Den Haag)にある一般の住宅(タウンハウス)の住所なんですよ。
商品は中国から私の家に直接送られて来ました。それは運送会社のトラッキング履歴から証明出来ることです。
「Aussie Wear」のウェブサイトの返品に関する条件のどこを読んでも、商品が不良品だったり損傷していたとしても、送料は買い手が負担してヨーロッパの国であるオランダに返品しなければいけないなどとは書いてないんですよ。アジアにある倉庫に返品しなくてはいけないとは書いてありますけど。
そもそも、最初からウェブサイトの商品情報とは異なる明らかに劣悪品質のコピー商品を、損傷して当然という梱包方法で送って来て、返金を求めるならそれをオランダに返品しろと言うのが違法なんです。
ペイパルは、こうした違法性には何の関心も無いようです。返品に利用した運送会社名とトラッキングナンバーを提出しろとペイパルが言って来たのでがっかりしました。
ということで、皆さん、詐欺に引っかかった時に備えてクレジットカードを使わずにペイパルで支払う人は多いですが、ペイパルは貴方の味方ではないことを知った上で利用しましょう。
異議申し立てがクレームにエスカレートするとペイパルが結論を出すために調査をするとペイパルのウェブサイトには書いてあるんですけどね、調査をしていないどころか異議申し立てのページに私が書いた内容を読みもしていません。
まあペイパルはこうした詐欺業者からも利益を上げているわけですし、やっぱり金儲けなんですよね。
私が異議申し立てをした目的は、返金ではなくてペイパルに「Aussie Wear」の詐欺ビジネスを知ってもらうことでしたが、やっても無駄だったという残念な結果に終わりました。
いやあ正直な話びっくりしましたよ。違法なことなのに、詐欺業者である「Aussie Wear」の言う通りにオランダのハーグに返品しろとペイパルが言って来るとは思いませんでしたから。
今の世の中、ずるいことをやったもん勝ちなんですね。
悪人が得をするというのは悔しいです。「Aussie Wear」をやっている悪人にバチが当たりますようにと祈らずにはいられません。
ペイパルが詐欺業者側に立って私に返品を指示して来ていることについては、ACCCに消費者問題として報告しておきました。
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