叔父さんは、何ヶ月も前から首の腫れが気になっていたそうなんですが、医療事情の良くない地域に住んでいる上に医者嫌いだったために診察を受けるのが遅れたんです。
私達は9月に1000キロ運転旅行に行った時、叔父さんの家に泊めてもらったのですが、その時に首の腫れが気になっているとか、上向きで寝ると舌が喉を蓋するような感じになって息が出来なくなるとか言っていて、うちの夫に一日も早く医者の診察を受けてくれと言われたんです。
医者に予約を入れたのはその後ですから9月の中頃。医者不足のため何週間も待たされてやっと診察を受け、検査をしてもらうまでにさらに時間がかかりましたが、検査の結果が分かってからは早かったです。
メルボルンの病院の専門医に会うことになり、舌がんが首や脇のリンパ節に転移していたことが分かったんです。メルボルンでも公立病院は順番待ちが長いんですが、治療はすぐに始まりました。がんの切除手術は受けないそうですから、相当進行していたんだろうと思います。
さらなる検査の結果、舌がんは喉にも広がっていることが分かったそうです。本当にねえ、もっと早く医者の診察を受けていれば良かったのにと悔やまれてなりません。
叔父さんはメルボルンから片道6時間も離れた所に住んでいるので、病院には家から通うことが出来ませんし、飼っている2匹の犬を預けられる人がいないから奥さんはメルボルンに来れないとか、叔父さんはどこに住んで誰が世話をするかとか、いろいろ問題があったんですが解決したそうです。
病院の近くに家を借りることが出来たからです。Airbnb(エアビーアンドビー)で見つけたそうです。その家は犬を飼っても良いということなので、奥さんと2匹の犬も一緒に6週間その家に住んで叔父さんは治療に通うことが出来るのです。
うちの夫は叔父さんと親しい仲なので度々電話で話していますが、最近の叔父さんは会話が難しくなっているそうです。舌の腫れのせいで発音が難しくなっているからです。
私達が叔父さんの家に泊めてもらった頃は、言われなければ首の腫れにも気が付かないくらいだったのですよ。あれから2ヶ月、がんの進行はとても速いようです。
飲食が困難になって来たために随分痩せたそうですしね。これからは胃ろうになるのでさらに痩せるでしょう。
それでも叔父さんはポジティブです。
1日目の放射線治療はたったの5分で終わってしまって他にすることも無いので、せっかくメルボルンにいるんだし何か楽しいことをしようということで、うちの夫の父親が運転して二人で自動車の博物館に行ったんですって。
叔父さんはホールデンというオーストラリアの自動車メーカーの車のファンなのです。ホールデンは2020年に車の製造を終了しました。そのホールデン車の博物館というのが、トラファルガー(Trafalgar)という小さな町にあるんだそうです。
その博物館に行って大好きなホールデンの車をたくさん見て、叔父さんは大変楽しかったそうです。まだ元気なうちに一つ楽しいことが出来て良かったなあと思いました。
今日は、うちの夫が仕事が休みなので叔父さんに会いに行くそうです。
メルボルンに滞在している間は、家族と頻繁に会うことが出来るのは良いことの一つですよ。出来るだけたくさん楽しいことをして欲しいと願っています。
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