マウントバッファローにハイキング旅行に行っていたうちの息子が、昨日の午後4時頃、無事に帰って来ました。
朝早いうちにマウントバッファローを立っていました。もっとゆっくり遊んで帰ればいいのにと私は思ったんですけど、足は水ぶくれだらけだったらしいし、2日間もマウントバッファローで過ごしたので、もう十分だったのかもしれません。
お昼過ぎには帰って来るだろうと思っていたんですが、途中でお店に寄ってランチを食べたりしたようですし、借りたカメラを返しに義弟(うちの夫の弟)の家に寄るために山の中の道を帰って来ましたから思ったより時間がかかりました。
それに、息子は義弟の家でゆっくり時間を過ごしたんですよ。
実は私は、GPSで居場所が分かるアプリで息子がどこまで帰って来ているかを度々チェックしていたんです。というのも、昨日はスーパーへ買い物に行かなくてはいけなかったんですが、暑かったので歩いてスーパーへ行きたくなくてね。
息子が私のカローラで旅行に行きましたから、車がないわけですよ。だから、息子が帰って来てから行こうと思って待っていたんですけど、息子はずいぶん長い間、義弟の家にいました。
それが昨日一番嬉しかったことです。
ソーシャライジング(Socializing)という言葉があります。社交的に他人と交際するとか人付き合いをするという意味ですが、うちの息子が一番苦手なのはそれなんですよ。メンタルが落ち込んでいた間は誰とも会わず、親しい友人とオンラインで会話するだけでした。
そういう息子がですね、一人で叔父さんの家に行って、そこで1時間近くも過ごすというのは今まで無かったことなんです。以前の息子なら、カメラを返してすぐに帰ったでしょう。これもまた良い変化だなと思って嬉しかったです。確実にメンタルヘルスの問題は改善しています。
さて、旅行の目的だった「スーパーフルムーン」ですが。
金曜日のマウントバッファローの月の出は午後7時半頃。日の入りは8時でした。つまり日が沈む前に月が出て来たわけです。
月は大きかったそうですよ。偶然に飛行機雲が地平線にぶつかる辺りから出て来たんですって。まるで隕石の落下みたいですけど、不思議な光が月から伸びているみたいに見えるのは飛行機雲なんですって。
しばらくの間、東と西の空に同じくらいの大きさの明るい天体が2つある状態だったので「スターウォーズみたいだった」そうですよ。
ただし、月の写真は上手く撮れなかったそうです。
借りていった夜空を撮影するためのカメラだと露出が長くなるので、月を撮るとやたらに眩しい光だけになってしまったそうなんです。やはりシロウトには難しいということなんでしょう。
この日の夜は雲一つ無い真っ黒な空だったことも、月の写真が上手く行かなかった理由だそうです。巨大な真っ黒な空に白い丸が一つあるだけという状況ですからね。雲でも出ていたら良かったのにと言っていました。
月の写真はうまく撮れませんでしたが、月の光のせいで不思議な写真が撮れていました。息子の一番のお気に入りはこの写真だそうです。日が沈んだ後の西の空を背景にしたこの木は、東の空の月の光に照らされてこんなに明るく見えているんです。
テントを張った森の中も不思議な景色だったそうですよ。夜中に目が覚めたらあまりに明るいから朝が来たのかと思ったらまだ夜中。テントから出てみると…
昨夜は、晩ご飯のカレーライスを食べながら、写真を見せていろいろ話を聞かせてくれました。ヘトヘトになって帰りましたが、充実したハイキング旅行が出来たようです。
ところで、一日目にキャンプ場所で知り合った70歳の男性ですけど、ガイドブックにも載っていないルートを教えてくれた人ですが、この方はハイキング歴50年の大ベテランで、今でも一人でハイキングを楽しんでおられるそうです。
この方のオススメは、タスマニアとニュージーランドだそうですよ。特にニュージーランドにはハイキングに最適な素晴らしい場所がたくさんあるし、ハイキングが趣味の人が多いので設備が充実しているんだそうです。
息子も行ってみたいと思ったでしょうね。ぜひいつか行って欲しいです。行ってみたい所にどんどん行って、やってみたいことを何でもやってみて、とにかく人生を楽しんで欲しい。それが私の願いです。
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