2024年11月9日

ツールショップで光過敏性発作

うちの夫が勤めるツールショップで、昨日アクシデントが起きたそうです。

広い店舗の天井にはたくさんの蛍光灯が付けてありますけど、そのうちの何本かがチラチラすることは日常茶飯事だそうですが、蛍光灯の交換は業者に頼まなければいけないので店舗の判断では出来ないそうです。

蛍光灯がチラチラし始めると、本部に報告して交換を頼むことになるそうですが、すぐには交換してもらえません。現在もチラチラしている蛍光灯が何本かあって、もちろん本部には報告済みだそうですけど。

そんな昨日、お客さんが店内で気分が悪くなったんですって。蛍光灯のチラチラが原因で。

気分が悪くなったでは済まなくて、その方は「気を失いそうだ、救急車を呼んでもらわないといけないかもしれない」とおっしゃって、その場に倒れそうになったんだそうです。

すぐにうちの夫が店の外に連れて出て座ってもらい、水やチョコレートを差し上げて、話を聞きながら回復するまでずっと一緒に座っていたそうです。

幸い救急車を呼ぶようなことにはならず、その方は自分で車を運転して帰って行かれたそうですが、大丈夫だったかどうかが気になったうちの夫は、その方に確認の電話をしたそうですよ。

もちろん本社にも報告しました。蛍光灯のチラチラのせいで事故が起きかけたわけですからね、早急に蛍光灯を交換してもらいたいと頼んだそうなんですけど。

皆さん、これを聞いてポケモンショックを思い出しませんか?

1997年の出来事なので、若い方はまだ生まれていなかったかもしれませんね。ポケモンショックというのは、テレビアニメ「ポケットモンスター」を見た視聴者が光過敏性発作を起こして、日本全国で700人近い子供達が救急搬送されたという事件なんです。

症状は、てんかん発作のようなもの、失神、頭痛、吐き気などで、130人以上が入院したそうですよ。

「ポリゴン」というポケモンが登場するこの回では、光の激しい点滅が多用されたのだそうです。その激しい光の点滅を断続的に観たことが発作や体調不良の原因とされています。

子供さんがテレビを観たりゲームをしたりしていると気分が悪くなることがある方は要注意なんです。

光の刺激に過敏な方の中には、蛍光灯のチラチラでも発作が起きる方がいらっしゃるとは知りませんでした。光過敏性発作を起こすのは子供が多いと聞きますが、ツールショップで倒れそうになったのは73歳の男性だったそうですよ。

ちなみに、店側の責任問題ですが、発作を起こしたその男性が当局に報告をした後で同様のことが起きると、この店は対策を怠ったということで責任問題が生じるそうです。


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