1月に「突然現れた天井のシミ」という記事に書いた通り、キッチンの天井(実際はダイニングエリアの天井)にシミが出来ていましてね。私達はペンキを塗り直して欲しいという希望はなかったんですけど、この家の持ち主は何か問題があると迅速に対応しなくちゃあ気がすまない人らしくて。
シミができた原因を調べる人はすぐにやって来ました。
シミの規模からして、私は屋根の雨漏りのせいだろうと思ったんですが、原因は「エヴァポラティブ・クーラー」の結露だと、その人は言いました。
私達が住んでいる家にはエアコンはないんですけど、エヴァポラティブ・クーリング・システム」(Evaporative Cooling System)というセントラル冷房システムが付いています。水が蒸発する時に熱を奪うので温度が下がるという原理を利用しているクーラーです。日が照っている暑い日中は役に立ちません。
シミが出来た天井の真上の屋根に下の写真のような大きなクーラーが取り付けてあったのですよ。このクーラーで生じた結露による水が漏れて天井にシミを作っていたそうなんですけど。
すぐに対策が講じられましたので、シミは大きくなっていませんし、乾燥したせいか目立ちませんし、私達は全く気にならないのでペンキを塗る必要はないと言ったんですけど、ペンキ屋はすぐに状況を見にやって来ました。
このペンキ屋さんですけど、大変忙しそうで予定を立てるのに困っていたので、私達は急いでいないし、ペンキを塗って欲しいとも思っていないし、いつでも誰かが家にいるので、ペンキ屋さんの都合の良い時を選んでやってくれたらいいですよと言っておいたら、5ヶ月も経ってしまいました。
ペンキはシミのある部分だけ塗るわけには行かないそうです。
キッチンはダイニングとひと続きの部屋になっているので結構広いんですけど、その天井を全部塗らないといけないそうです。
昨夜ダイニングテーブルや椅子は部屋から持ち出しましたが、整理棚とか戸棚はそのままにしています。きっと布か何かをかけて、ペンキが付かないようにしてくれますよねえ。
8時半に始めるそうですから、お昼までには終わるでしょうか。
そのペンキ屋さんはねえ、シミの状況を見に来た時に、おしゃべりがすごかったんですよ。
ご両親がヨーロッパのどこかからの移民だと言いましたけど、それは私がどこの国の出身かと聞いたから、自分の話をし始めたんです。
オーストラリアに移民した両親の話になり、家で英語以外の外国語を話す話になり、食べ物の話になり、ペンキ塗りの仕事の話になり、まあしゃべるしゃべる!
どんな人だったか顔を覚えていませんが、とにかくおしゃべりなペンキ屋であるということだけが印象に残っています。
私達が引っ越して来る前、この家の全部の部屋の壁と天井のペンキの塗り直しをしたのはこのペンキ屋さんだそうですから、ペンキ塗りの腕前は保証付きです。
もうすぐ来ます。
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