私はCNNのニュースサイトで知りましたが、日本でも報道されているようですね。デンマークの食品当局が、韓国製インスタントラーメン3商品をトウガラシの成分であるカプサイチンの量が多くて急性中毒を引き起こす恐れがあるとして回収を指示したというニュースです。
回収命令の対象となったのは、韓国の食品大手「サムヤン食品」が世界中で販売しているインスタントラーメン「ブルダック」シリーズのうち、「ブルダック・ホットチキンラーメン 3倍辛」「ブルダック・ホットチキンラーメン 2倍辛」「ブルダック・ホットチキン・シチュータイプ」の3商品です。
私ね、真ん中の「2倍辛」を食べたことがあるんですよ。
きっかけは、米国版クックパッドで見たレシピでした。今ではそのレシピは載っていないんですけど、サラダに汁なしのインスタントラーメンを乗せて食べるというものでした。
その時に「つくれぽ」をした写真があります。
美味しそうでしょう?
使用したのはサムヤン食品の「ブルダック」ではなくて、レシピを書いた方がオススメのパルドという食品会社が製造している「ヴォルケーノ・チキン・ヌードル」という商品でした。
わざわざ韓国食品店にこれを買いに行ったんですよ。
辛いだろうとは思いました。パッケージに「THAT'S CRAZY HOT!」(クレイジーな辛さだ!)って書いてありますし、チキンは涙を流しているし。「ヴォルケーノ」って火山という意味ですからね、噴火するほどの辛さなんでしょう。
でも、これをサラダ野菜やチキンやゆで卵と一緒に食べると辛さが和らいで美味しいのかもしれないと思ったのですよ。
しかし、考えが甘かった。
食べることの出来ない辛さでした!
旨味とかソースの味とかを感じるのは最初の一瞬だけです。その後は、味覚を襲う激烈な刺激が、もう辛いとか痛いとかそういうレベルじゃあなくて、とにかく苦痛なんです。
サラダやチキンが辛さを和らげるということは期待しないで下さい。ゆで卵だけが救いだったわ。麺はほとんど捨てました。とても食べられませんよ。
しかしながら、この「汁なしインスタントラーメン乗せサラダ」は、ラーメンがあそこまで辛くなかったら美味しいだろうと思ったんです。あそこまで辛くないラーメンで再挑戦したいと思っていました。
そうしたら、メルボルンでは普通のスーパーがサムヤン食品の「ブルダック」商品を売るようになりましてね。
普通のスーパーが売り始めたということは、それだけの需要があるということでしょう?きっと人気があるんですよね。これは美味しいのかもしれないと思っていた頃、私は「ブルダック 2倍辛」5個入りをもらったんです。
サラダにする前に味見をしなくてはいけません。
パッケージのチキンは爆弾を持って火を吹いているので、危ない予感はしましたが、結論を言うと、
私が食べられるものではありませんでした…
辛そうだとパッケージから判断できる韓国製インスタントラーメンは、どれも私が太刀打ちできる辛さではないということは断言できます。
デンマークの食品当局が、急性中毒を引き起こす恐れがあると判断したというのも納得なんですよ。
私にとっては、美味しくも何ともないです。ただ苦痛な刺激、それだけです。
辛いものが嫌いなわけではないですが、唐辛子を食べると文字通り滝のような汗が出ますし、唐辛子の辛さには敏感です。うちの夫が辛い料理を嫌うので、唐辛子はあまり料理に使いません。ちょっとピリッとさせるくらいの量だけです。だから、ますます敏感になっているのかもしれません。
それにしても、世の中にはあの辛さを楽しむ人達がいるんでしょうかね?好奇心で食べてみようと思うんじゃあなくて、本当にあの辛さを楽しめて、あの麺を美味しいと感じながら食べる人が。
そういう方がもしもいっらっしゃるのなら、食べたい商品が回収対象になってしまったことは残念でしょう。まあ、普通に辛いやつに唐辛子の粉をふりかければいくらでも辛く出来ますけど。
食べたことがない方は、この記事を読んで食べてみたくなったことでしょう。スーパーでは5個入りしか売っていません。5個入りを買って食べられない辛さだと分かっても、残りを捨ててはいけませんよ。
麺は辛くないんですからね、料理に使いましょう。
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