オーストラリアでフルーツケーキと呼ばれるケーキは、日本の皆さんがフルーツケーキと聞いて思い浮かべるケーキとは別物です。大量のドライフルーツが入っているんです。
レーズン、サルタナ、ブラックカラント、レモンやオレンジの皮の砂糖煮、ドレンチェリー、くるみ、そういった物が大量に入っていて、シナモン、ナツメグ、クローブといったスパイスが効いたケーキです。ずっしりと重いです。
私のフルーツケーキは、パウンドケーキをベースに2カップ(500ml)分のドライフルーツが入っています。
お店で見て食べたくなったフルーツケーキを買って来ました。
フルーツケーキにはカスタードソースをかけて食べるのが好きです。カスタードソースは卵黄を使って作りますが、自分が食べる分だけあればいいのでカスタードパウダーで作りました。
「カスタードパウダーで作るプリン」という記事でも紹介した粉です。私が使うのは、「Foster Clark's」というブランドのものです。
カスタードパウダーというのは、ほとんどコーンスターチで出来ているんですよ。牛乳と混ぜて、少し砂糖を加えてチンするとあっという間にカスタードが作れます。
ソースとしてケーキやプディングにかけて食べたい時は、1カップ(250ml)の牛乳にカスタードパウダー25ml(小さじ5杯)と砂糖小さじ2杯を混ぜてから鍋か電子レンジで加熱して、沸騰してトロっとなったら完成です。
商品の箱に書いてある説明に従うと、大さじ1杯(オーストラリアの大さじは20ml)を1カップの牛乳に混ぜれば良いようですが、ちょっと柔らかすぎると感じるので私は25ml入れます。
冷めると固くなるので、冷たいソースとして使いたいなら20mlで良いでしょう。
下の写真は、25ml(小さじ5杯)のカスタードパウダーで作ったカスタードソースをかけたフルーツケーキです。
一口食べましたらね、
塩の味がする!
気になるくらいに塩の味がしたんです。
カスタードパウダーの原材料は「スターチ、砂糖、塩、着色料、香料」ですから確かに塩は入っているんです。今まで何度も作っていますが、塩の味に気付いたことなど無いんですけど。
フルーツケーキも塩の味がしました。こちらも塩が入っていたので塩の味がしても当たり前ですが、今までこういう甘いケーキを食べて塩の味がしたことも無いんですよ。
これはあれでしょ?
塩を出来るだけ食べない暮らしをしているせいで、味覚が塩に対して敏感になって来たってことでしょ?
減塩の食生活にとっては「隠れた塩」というのが問題になります。塩からい味付けの料理や食品に限らず、市販のパンやケーキやクッキーや和菓子など、塩味に気が付かないような食品にも塩が加えられているからです。
「隠れた塩」のことを頭に入れて何を食べるかを決めないと、一日あたりの塩分摂取量3.75グラムという目標は達成が難しいです。
昨夜は晩ご飯に「ジャガイモと鮭缶のグラタン」を作ったのですけど、鮭缶はいつも使っているものを使いましたが、この鮭がものすごく塩からく感じました。チーズにも塩が入っていたわけですしね、昨夜作ったグラタンは塩分多めの料理になってしまいました。
サラダにはモッツァレラチーズを入れたんですが、塩分少なめのモッツァレラチーズだったのに、気になるほど塩の味がしました。
そういえば、先日久しぶりにカレーを作ったんですが、日本のカレールウには相当な量の塩が入っていますからカレー粉で作ったんですが、カレーというのはしっかり塩味を付けないと不味くて食べられませんね。出来るだけ減らしましたけど、減塩のカレーは難しいと思いましたよ。
鮭缶もチーズもカレールウもあれもこれも、加工食品はもう全部要注意という感じです。
食べたい物を我慢するのはストレスですから、塩分に気をつけながら何でも食べたら良いと思いますけど、食品に含まれる塩の量を知ることが非常に重要だと思います。
例えばですが、ピザには多くの塩分が含まれています。具の種類やソースやチーズの量にもよりますが、1切れに含まれる塩分は1~1.5グラムだそうですよ。2〜3切れ食べたら一日の摂取量3.75グラムを超える可能性があるわけです。
それを知っていて、ピザが食べたくなった時に「食べる」という選択をするか「他のものを食べる」という選択をするか、それは自分次第ということです。「1切れだけ、あるいは1口だけ食べる」という選択もあるけどね。
昨夜の晩ご飯の時に、うちの夫が食べてはいけないものがいろいろあると不満を言うので、「Your kidney, your decision」(あなたの腎臓です、決めるのはあなたです)と言ってやりましたら黙りました。
私にあれこれ言われると気分が悪いようですが、「自分で決めろ」と言われると悪い選択をしてしまうところがうちの夫の困ったところなんですけど。
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