2023年9月4日

引っ越しで残して行けないもの

引っ越しが確定して、私はさらに不要な物の処分を始めたんですが、はっきり言ってそんなに無いです。残っているのはキッチン関係です。この家に引っ越して来てから10年以上、一度も使わなかった道具や食器は処分することにしました。

子供達が幼かった頃に大活躍していたパフェグラスも使わなかったですし、息子も娘もいらないと言いますし、手放したくない気持ちもあるんですけど、使わないのに置いておいても場所を取るだけですから。

パンチボール用のガラスのボウルとグラスのセットとか大きなデザートボウルとか、どれも誰かにもらったものですが何年も使っていません。子供達が小さかった頃には誕生日パーティーで活躍しましたけど。

もったいない気もするし、処分するのをためらう気持ちもあるんですけど、持っていても使わないのだから仕方がないです。思い切って断舎離していかないといけません。

不要なものはもうマーケットプレースで売ったりせずにチャリティーショップに寄付します。それが一番簡単で早いですからね。


オーストラリアでは父の日だった昨日、うちの娘が帰って来ていました。夫は仕事でしたが、娘は前の晩にご馳走を作ってくれました。

娘は、昨日の朝早くバニングスに行ってくると言って出かけました。バニングスというのは、オーストラリアのホームセンターの最大手。木材に始まって電動工具からアウトドア家具から苗木まで何でも揃うお店です。

何を買いに行ったのかと思ったら、大きな黒いプラスチック製の植木鉢や肥料など園芸用品を買って帰りました。もうすぐ引っ越すのに何をするつもりかと思ったら、娘は木を掘り起こし始めたんです。

娘が自分で買って来て自分で植えたチェリーや桃やクルミなどの木を掘り起こして持って行くと言うのですよ。

掘り起こした木は、大きな植木鉢に植え替えて、鶏糞やら肥料やら堆肥やらをいろいろ入れて、根っこの保護のためだと言って花も抜いて来て植えていました。


この写真を見て気が付きましたけど、枝を短く切ったようですね。

それにしても、

これをどこへ持って行くの?

「どこへ持って行くかは、まだ決めていない」と娘は言いました。

しかし、娘としてはこれらの木にかなりの金額を投資しているので、この家に残して行くことはできないと言うんです。

大学院の勉強はもう1年ありますから、住んでいるシェアハウスに置いておくわけにはいかないでしょうし、本当にどこへ持って行くつもりなんでしょうか。

私達の引っ越し先が、庭のある家なら植木鉢を置いておくことは出来るでしょうけど、枯れてしまわないか心配です。

以前にも「うち娘の将来の夢に驚く」という記事に書きましたが、娘は大学院の勉強が終わって本格的に働き始めたら、畑ができる家に住むつもりです。野菜や果物の栽培をするのが夢なんですからね。

しかし、賃貸住宅の庭に木を植えるわけにはいきませんよ。

ということは、掘り起こした木を植える場所は、当分の間は無いわけです。それまで、あのプラスチックの植木鉢で育てるつもりなんでしょうか。

「お母さんも、月桂樹の木とかローズマリーの木とか持って行ったら?」と言うんですが、私はとにかく身軽になりたいんですから、木を掘り起こす気は無いです。

 
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