2023年9月17日

ちょっぴり悲しい断捨離

昨日は、植木鉢の片付けをすることにしていました。天気は快晴で気温も上がり、花粉も飛びまくっていましたけど、外に出たくないなどと言っていられません。

引越し先は、どう考えても一戸建ての家ではありませんから、いろいろ植えて育てていた植木鉢は持って行けないのです。

ベランダとか小さな裏庭でもあれば、少しは持って行けるでしょうけど、全部は到底無理なんですから処分するしかありません。

大きな植木鉢で育てて来たユズの木とか、ミョウガ、青ジソ、ヨモギといった手に入りにくいものは持って行きたいのですけどね、引越し先の状況によっては全部あきらめなくちゃあいけないかもしれません。

とりあえず、土が入っていただけの鉢やひび割れている鉢を空にしました。それから、持って行くつもりがないネギやニラ、パセリやミントを植えていた鉢も空にしました。

土は敷地内にまきました。空になった鉢を水で洗いました。どの鉢も大きめですから重かったです。そういうのを無理して運んだりひっくり返したりしながら、体力が落ちたことを実感しましたよ。

この家に引っ越して来たのは10年前です。10年前の引っ越しの時はもっと力があったと思うんですけどね。50歳代から60歳代への変化は大きいです。

使わない植木鉢は、欲しい人に無料で差し上げても良いと思っていますが、まずは最近園芸に夢中のうちの娘に欲しいかどうか聞かないといけません。

私達夫婦は、これから賃貸住宅暮らしになるわけですが、下手をすると毎年引っ越しなんていうことになりかねません。この家に引っ越す前はそうでした。

それを気の毒に思った義妹(夫の妹)が投資の意味もあってこの家を買ってくれたので、私達は義妹に家賃を払いながら10年間引っ越しをせずに住んで来たわけなんですけど。

引っ越し暮らしになるのなら、植木鉢なんてもう手放すしかないでしょう。ユズの木もミョウガも青ジソも、アパートのベランダで育てるのは難しいです。

自宅の畑で採れた野菜やハーブを使ってお料理なんていうことは、もう出来なくなるわけですよ。

ちょっと悲しいですけど、仕方がないです。

自分に出来ることを、出来る範囲で楽しんで行くしかないです。


ごみ屋敷状態のガレージにある道具や機械を処分しないといけないうちの夫の気持ちが分かります。

夫の目が見えなくなる日は確実にやって来るのですから、いつかは全部手放さなくてはいけないのですけど、今回の引っ越しでどれだけ手放すでしょうかね。

木工用の道具や機械はもう使うことが無いのですからね、売るなり誰かにあげるなりしないといけないことは随分前から分かっていたことですけど、なかなか手放すことが出来ないのです。

先日話題にした溶接機はね、あれはツールショップの若いスタッフにあげたそうですよ。トラクター型草刈り機のフレーム部が壊れて使えなくなっていたんだそうですが、溶接が趣味だと言う若いスタッフが溶接機を買おうとしていることを知って、自分が持っている溶接機でフレーム部を直してくれたら溶接機はタダであげると言ったら直してくれたんだそうです。

夫はその溶接機は買っただけで一度も使っていなかったと思いますよ。宝の持ち腐れになっているよりも、ちゃんと使う人が持っていた方がいいですから、その若いスタッフにあげたのは良かったと思います。

他の道具や機械も、ちゃんと使ってくれる人にあげたら良いと思います。売ってお金にしろとは思っていません。あの人はそういうことを頑張る人ではないので、期待しても無駄ですから。

夫の父親が昨年8月に売りに出していまだに売れていない家のメンテナンスに使う、草を切ったり木を切ったりするための道具や機械は、その家の物置に置いておくと言っています。

トラックやトレーラーは、結局売る気にならないらしくて、ツールショップの駐車場に置いておくと言っています。

まあ、あのごみ屋敷状態のガレージを片付けられるのなら、何をどうしても良いですけどね、いつまでも全て残しておくことは出来ませんよ。

私は、キッチン道具や食器をたくさんチャリティーショップに寄付しました。パーティー用の大皿やパンチボウルとかはね、子供達の誕生日パーティーに使ったものですが、もう使うことは無いでしょう。

小さな家かアパートに住めば、大勢が集まるパーティーなんてもうしませんよ。時々親しい友人を食事に呼ぶことはあるでしょうけど。

子供達が愛用していたパフェグラスとか、お弁当箱とか、子供用の食器とか、あれもこれも思い切って処分しましたが、やっぱり少し悲しい気持ちになりました。

しかし、家に置いておくわけには行かないんですから仕方がありません。私達は、人生の次のチャプターに進むのですからね。そのチャプターには、夫の目が見えなくなるという出来事が待っているんですから、とにかく持ち物を減らさないといけないんです。

良い思い出と結びついているものを処分するのは簡単ではないですが、ものを残さなくても思い出は残ります。

ただね、子供達が子供の頃に、いつも手作りのクッキーやお菓子を入れていた大きなガラス容器だけは、残すことにしました。何か入れるのに使えるでしょうし、1つくらい楽しかった子供の頃のことを思い出させるものがあっても良いでしょう。


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