私は最近しょっちゅうフラフラしておりますので、階段を降りる時には手すりが頼りです。上がる時は別に手すりなんで必要無いんですけど、降りる時は無いと困ります。
特にキッチンから私の仕事部屋の方に行くところにある1メートルほどの階段が問題です。薄暗いせいか木製の階段だからか、一番手すりに頼る場所です。コーヒーを片手に降りる時など手すりにしがみつくようにして降ります。
手すりも木製で表面はツルツルなんですが、一部ガサガサしてきた部分があるとは気づいていたんですけど、
ついに昨日、
トゲが刺さった!
中指の先の方です。
痛いので刺さっていることは確実。しかし見えないの!触ってみると「ここかなあ」という程度には分かるんですけど、老眼鏡をかけて見ても見えないんですよ!
仕方がないので触感だけを頼りに「このへんだ」というあたりの皮膚を少しむしり取ってみましたが、チクチクする感じが消えないのでした。
そのまま放っておいても大事はないわけですけどね、指の先にトゲが刺さっているのを知っていて知らぬ顔はできない性格なんです。
どうしても抜きたいわけですよ。
頼れるのは仕事が休みでその時まだ寝ていたうちの夫。しかし、うちの夫に見えるわけがないんです。例の遺伝性の黄斑変性で左目の視野の中心はすでに真っ黒、右目も視野の中心部分はわずかに見えているだけ。おまけに老眼。
その時に思い出したのが、夫のデスクにあるこれです。
本邦初公開の夫のデスク。最近片付けてごみ屋敷状態ではなくなりましたから、まあ見せてもいいでしょう。
この白くて丸いデスクランプみたいなやつです。重いんですけどクランプでガッシリと止めてありますから倒れたりしませんし、場所を取りません。
ランプですから照明として使うわけですが、丸いところのカバーを開けると拡大鏡になっているんです。
高さや角度を自由に調整できますが、ハンドル付きですから手が痛い人でも容易に動かせます。
レンズの部分は直径12センチと大きいので、何を見るにしても見やすいです。
私は買い物に行った時など、商品に書かれている小さな文字を見るのにLEDライト付きのルーペを使っていますが、指に刺さったトゲを抜くには両手が自由になるこのような拡大鏡つきランプは最適です。
老眼鏡をかけてこの拡大鏡を通してみると、中指の先も子供の握りこぶしくらいに大きく見えて、刺さっていたトゲはちゃんと抜くことができました。
ああスッキリしたあ!
この拡大鏡つきデスクランプですけどね、うちの夫が昨年ついに目が見えなくなり始めた時に買ったんです。安くはなかったですけど、ちゃんと長持ちする良い商品を買っておいてよかったですね。
いつか私もこれのお世話になる時が来るだろうと思っていたら、早速お世話になりました。
こういう拡大鏡つきランプを使って編み物や刺繍をしていらっしゃる方もおられるそうですね。私は先日、犬のビシューにかじられて穴が開いたクッションを、少し小さめのクッショに作り直した時に久しぶりにミシンを使ったら、視力がさらに落ちたことを痛感しましたが、縫い物にも役立つでしょうね。
一家に一台じゃあなくて、一人に一台になるかもしれません。
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