2022年9月3日

睡眠薬「ゾルピデム」の副作用

このブログで度々話題にしている睡眠薬ですけど、先月かかりつけのリム医師に処方してもらった「ゾルピデム」という薬は、実際には睡眠導入薬と呼んだ方が良い薬です。

睡眠薬にもいろいろあるわけですけど、「ゾルピデム」は寝付くための薬です。睡眠を維持する薬ではないので、夜中に何度も目が覚めるという問題にはあまり効果が無いと言われています。

確かにそうだと思います。「ゾルピデム」のおかげで寝付くことはできても、私は夜中に目が覚めますから。

しかし、なかなか寝付けなくてベッドでゴロゴロしながら「早く寝なくちゃ明日困る」と焦るような場合には、効果はすごいんですよ。

一昨日、再びそのような状態になりましたので、11時頃に「ゾルピデム」を半錠だけ飲みました。

私が処方してもらった「ゾルピデム」は1錠が10mgですが、前回処方してもらった時には1錠を飲んで怖い経験をしたために半錠だけ飲むようにしていたのに、そのことをすっかり忘れて先日1錠飲んだら翌日とんでもないことになりまして。

より強い効果を期待して1錠飲んだのですけど、寝付けるという効果は5mgと同じで、夜中に目が覚めてしまうのも同じなのに、翌日に残る薬の影響が半端なかったのですよ。

ですから、「ゾルピデム」は半錠、つまり5mgにしておくことに決めたのです。

すぐに寝付くことができて、おまけに朝4時半頃まで連続で眠れて、久しぶりにまとまった睡眠が取れたので、目が覚めた時に「ゾルピデム万歳!」とガッツポーズなんかもしちゃった私でしたが、

頭のフラフラ感がひどかった…

私は最近日常的にフラついていますから、フラフラ感には慣れて来てもいるのですけど、昨日のフラフラはちょっと違いました。

皆さんね、急に立ち上がったりした時に血の気が引くような感じで頭がクラ〜となることがあるでしょ?昨日は、特に何もしていないのにしょっちゅうクラ〜となったんです。

薬の影響だと思いましたが、私は血圧を下げる薬も飲んでいますから、どっちのせいなんだろうと思ったわけですけど、ちょっと普通じゃあないフラつきが起きるのは「ゾルピデム」を飲んだ時に限られるようです。

「ゾルピデム」は、本当に必要な時に限定しないと危ないです。


なかなか寝付けない時に「じゃあゾルピデムを飲もう」と安易に考えるべきじゃあないと思いました。

今年の2月にドバイに旅行した時に、滞在中ずっと睡眠不足でつらい思いをしましたが、ああいう時には翌日に残る悪影響を考えても薬で睡眠を確保することの効果は大きいと思いますけどね。

「ゾルピデム」は、これまで服用したことがある睡眠薬の中では最も信頼しています。

広く睡眠薬として使用されているのはベンゾジアゼピン系の薬ですが、私はベンゾジアゼピン薬で痛い経験をしております。ベンゾジアゼピン薬は、患者が薬への依存を形成するリスクが大きいにもかかわらず、処方される時に十分な説明を受けない場合が多いのです。

ベンゾジアゼピン薬については、以前に「ベンゾジアゼピン薬依存」という記事に書いていますので、詳しいことはそちらをお読みいただくとして。

「ゾルピデム」は、ベンゾジアゼピン薬よりも比較的安全性が高いと言われています。翌朝の眠気や不快感、その他の悪影響も比較的少ないそうです。薬への慣れ(耐薬性)や服用を中止した時に不眠になるリスクも小さいとされます。

それでも、5mg飲むだけで目が覚めた時にもうろうとしたり立ちくらみのような状態になったりするわけですからね、リスクを承知の上で使用しないといけません。

私の経験から言うと、10mgは止めておた方がいいです。私は10mgで夢遊行動も経験しています。

5mgでも十分な睡眠導入の効果はありますから、どうしても必要な時には5mgで十分。ただし、起床時間から逆計算して早めに服用することです。そうしないと、翌朝に薬の影響が残り、車の運転も危険ですよ。


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