2021年11月7日

落胆の冷凍ラズベリー

クラフティという焼き菓子がありますが、カスタードとケーキの中間のような焼き菓子です。チェリーで作ることが多いですが、ラズベリーのクラフティを作ろうと思いました。

先日食品の買い出しに行った時に、八百屋でラズベリーが安くなっているのを見たのです。買えばよかったと思っていたので、先週買いに行きました。

ところが、いつの間にか目玉が飛び出るような値段になっていまして、125グラム入りが7ドル以上もしていました。125グラムと容器には書いてありますけど、実際にはもっと少なそうです。

スーパーに行ってみたら5ドルでした。少ししか入っていませんから、2パック買えば10ドル。

ケチな私は、新鮮なラズベリーを買うのは止めて、冷凍のラズベリーを買いました。500g入りで5ドル以下でしたから、新鮮なものの4分の1くらいの値段です。

どうせ焼くのですから冷凍でも良いと思ったんです。

さて、

クラフティの作り方ですが、私はいつもパイレックスの耐熱ガラスのパイ皿で焼きます。バターを塗って砂糖を振りかけてコーティングしたパイ皿に果物を敷き詰め、それに生地を流し入れて170度くらいで焼くだけです。

生地は大変簡単に作れます。以下の材料を混ぜるだけです。

<材料> *1カップは250ml
砂糖 1/4〜1/3カップ *酸っぱい果物の場合は多めに
塩 一つまみ
卵 2個
生クリーム 1/2カップ
バニラエクストラクト 小さじ1/2
小麦粉 1/4 カップ
バター 30グラム *溶かしてから加える

早速ラズベリーのクラフティを作ることにしました。パイ皿が準備できたのでラズベリーを並べようと思ったら、

何だこれ!

冷凍ラズベリーのほとんどが粉々に小さく壊れていたんですよ!

「壊れているのもある」というのは冷凍ラズベリーの場合は仕方がないことですが、「原形をとどめているのもある」というのは衝撃でした。

激しく失望しつつ、まだ形をとどめているのだけを選んで使いました。焼けたクラフティは取り出すのが少し遅れて予定以上に茶色くなってしまったんですが、粉砂糖を振りかけてごまかしました。

レシピはこちらです。


クラフティは美味しかったんですけど、粉々の冷凍ラズベリーをどうしようかと悩みました。あんなに粉々ではジャムにするくらいしか無いだろうと思いましたが、ジャムは砂糖をたくさん入れますので、砂糖少なめのソースにしました。

ソースだと煮込む必要もないのですぐ作れます。電子レンジでチンしてもいいです。


これをアイスクリームやケーキにかけて食べると美味しいんですけど、ちょうど戸棚にアーノッツのチョコリップルビスケット(Arnott’s Choc Ripple Biscuits )があったので、クリームと混ぜてデザートを作ってみました。

アーノッツのチョコリップルビスケットをご存じの方は、このビスケットにクリームを塗って作るケーキをご存知でしょう。非常に乾燥したビスケットですが、クリームを塗ってしばらく置いておくと水分を吸ってしっとりとしたケーキのようになるのです。

ということで、作ったのがこれ。


ビスケットを小さく割ってから泡立てたクリームと混ぜ合わせ、これとラズベリーソースをグラスに入れてから冷蔵庫ににしばらく置いておきます。食べる前に追加のソースやラズベリーで飾るといいでしょう。

レシピなんて必要ないと思いますが、一応こちらです。

クリームに甘みをつけたい場合は、加える砂糖はほんの少しだけにした方がいいです。ビスケットが大変甘いのでね。


粉々になっていた冷凍ラズベリーで作ったソースはまだたくさん残っています。今度は「イートン・メス」(Eton Mess)でも作ろうかと思っています。「イートン・メス」は私の好物なんですよ。既製品のメレンゲを買ってくれば、クリームを泡立てさえすれば簡単に作れます。


ちなみに、「メス」(Mess)というのは整っていない乱雑な状態を表す言葉で「ぐちゃぐちゃ」という意味ですよ。

泡立てたクリームに砕いたメレンゲと果物と果物のソースあるいは果物をペースト状にしたのをぐちゃぐちゃと混ぜたら「メスというデザート」の出来上がりです。


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