今朝はきれいな朝焼けを見ました。
「朝焼けは雨」と言いますよねえ。
夫をツールショップに送っていく道で、西の空が広く見渡せる場所があるのですが、西の空には暗いねずみ色の雲がびっしりでしたから、やはり天気が崩れるのだなと思いました。
朝焼けは、太陽が上る東の空に光を遮る雲がない場合に見られます。東に雲が無いということは、反対側の西からは雲がやって来ている確率が高いわけで、空気中の湿気が増えた状況で光の屈折により空がより赤く見えるんだそうですから、天気が崩れることが多いのです。
美しい夕焼け空を見上げながら「明日はいい天気になるな」と思うことは多いですが、夕焼けは朝焼けの逆で、太陽が沈む西の空に光を遮る雲がない場合に見られるものです。西に雲が無いということは雲のない天気が移動して来ているということなので、翌日晴れる確率は高くなるわけです。
「夕焼けは晴れ」も「朝焼けは雨」も結構当たる確率が大きいです。
天気予報がなかった時代は、人々は経験に基づいて、空の色だとか月がかさをかぶっているとかぼやけて見えるとか、カエルが鳴くからとか、そういった自然現象から翌日の天気を予測していたわけですが、これは日本独自のものではありません。
世界中のあらゆる場所で、ヒトは同じことに気づいて天気を予測していたのです。
ですからね、「朝焼けは雨、夕焼けは晴れ」に相当することわざが英語にもあるのですよ。初めてそれを聞いた時には、なるほどと思わず膝を打ちました。
一番良く知られているのは、天気を知ることが非常に重要だった「船乗り」(sailor)のバージョンです。この英語版のことわざは、ちゃんと韻を踏んでいるんですよ。
Red sky at night, sailors' delight.Red sky at morning, sailors take warning.
日本語にすると「夕焼けは船乗りの喜び、朝焼けは船乗りを警戒させる」という意味です。
船乗りではなくて「羊飼い」(shepherd)のバーションもあります。羊の群れを移動させる羊飼いにとっても、天気を知ることは重要ですからね。急に天気が崩れると、危機的な状況になる可能性があるでしょうから。
うちの夫は、このことわざを「農夫」のバージョンで覚えていました。夫が知っていたのはこれです。
Red sky at night, farmer's delight.Red sky morning, farmer's warning.
農夫にとっても天気を知ることは大事なことだったでしょう。
この英語版のことわざの起源は、聖書にあるという話も聞きました。聖書に、イエスが「夕方に空が赤くなると翌日は天気が良く、朝に空が赤くなると天気が悪くなる」と言ったという記述があるのだそうですよ。本当かどうかは知りませんけど。
私が子供の頃には、「つばめが低く飛ぶと雨になる」というのをよく聞きました。つばめは虫を食べるわけですが、湿度が高くなると虫は低く飛ぶのでつばめも低く飛ぶわけです。つばめが低く飛ぶようになると湿度が上がっているということなので、雨が近いというわけです。
朝焼けの後は、お日様が眩しくて運転するのに苦労しました。お日様の位置が低すぎて、車の日除けが役に立ちませんからね。おまけにフロントガラスが汚れているので、光って前が見えなくて。
危ないですよねえ。時にはちゃんと洗車くらいしなくちゃあいけません。
今朝は、夫が6時近くになっても起きて来なくて、起こしに行きました。まだ寝ていました。大急ぎでシャワーを浴びて、朝ご飯も食べずに出かけました。
7時にツールショップを開けるために、夫は他のスタッフが来る前に行って、鍵を開け、電気を付け、コンピューターを付け、準備をするんです。
今日は、早番の朝7時スタート(実際には6時半)で遅番の夜8時終了だそうです。13時間勤務というのはしょっちゅうです。なんでも、現在またスタッフ不足になっているんだそうで。
スタッフの一人の奥さんが新型コロナの濃厚接触者になって、家族全員が隔離中なので休んでいるのです。奥さんは看護師で、病院で対応したマスク無しの人が感染者だと分かったそうなんです。
ワクチン接種を拒否して辞めたスタッフもいますしね、スタッフが足りないと夫はなかなか休めませんし、勤務時間も増えます。
今日は8時までの勤務なので、帰りはバスで帰りたくないと言いますから、迎えに行かなくてはいけません。通勤に私のカローラを使う娘の帰宅が間に合わないと、トラックで迎えに行かなくちゃあいけませんから今から心配です。
先日一人で運転して駅まで行きましたけどね、駅は我が家から10分くらいの距離ですし、よく知っている道ですから大丈夫だったんです。
ツールショップは高速を使って20分以上ですよ。夜の8時はもう暗いし、雨になるらしいし。
心配、心配…
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