2021年11月24日

洗濯物干しを動かしたかっただけなのに

始まりは、ただそれだけのことだったんです。

義母の家に泊まりに来ていた義母の妹の一人が、月曜日に住んでいるキャンベラに帰ることになっていて、義母と義弟がメルボルン空港まで送って行くというので、途中で我が家に寄ってもらって一緒にランチを食べましょうということになったんです。

ダイニングテーブルの横には、ずっと洗濯物干しを置いていました。ちょうどそこに温風の吹出口があるのです。温風の吹出口は他にもありますが、洗濯物干しを置けるのはそこしかなくて。

お客さんが来るということですし、夏も近づいてセントラルヒーティングを使うことも今後しばらくは無いだろうと思いましたので、洗濯物干しを動かすことにしたのですよ。

ところが、動かすと言っても、洗濯物干しを置けるのは私と息子のデスクがある床がタイル張りのミミズが出る部屋しかありません。

この部屋がですね、ロックダウン中に物置と化していて、空いていたスペースでは娘が花の苗を育てていましたし、洗濯物干しを置く場所がなかったんです。

ガーデニング関係のものは部屋から片付けてもらい、洗濯物干しを置くスペースを作るために物置状態のソファを動かして、ついでに使っていない組み立て式のテーブルを片付けました。

テーブルが無くなって広くなったので、ついでにじゃまになっていた本棚を壁際に動かし、もう一つの本棚も動かして並べて置きました。

この時点ですでに大仕事になっていたんですけど、本棚を壁際に動かすためには、私が使っているデスクも動かす必要があり、ついでなので、娘がアパートに引っ越した後に娘が使っている書斎のデスクに引っ越す準備を始めました。

そのデスクはもともとは私のデスクだったんです。娘の勉強部屋が必要になった時にそのデスクを使わせてあげることにしたのです。私はミミズが出る部屋に IKEA のテーブルを置いてデスクとして使うことにしました。

その後、私の腰痛が悪化したため、立って仕事ができるようにとテーブルの脚を高さが調整できる脚に取り替えてハイテーブルにして使っていました。一時期、キッチン床が腐って工事をすることになり、この部屋をダイニングルームとして使うことになった時には、テーブルは寝室に持って入ったりもしたんです。

息子のお尻が悪化して座ることができなくなった時には、立ったままでも仕事ができる IKEA のハイテーブルを息子に使わせてあげることにして、私は息子が使っていたデスクを使って来ました。

私が大片付けを始めて(大掃除も)テーブルを取っ払ったり家具を動かしているのを見た息子が、現在使っている IKEA のハイテーブルが狭すぎると言い出しました。最近座ることができるようになったので、テーブルとデスクを元通りに交換することになりました。

ところがケーブルの問題で息子はデスクの場所には戻れないことが分かり、じゃあデスクと IKEA のテーブルの位置を変えましょうということにしたら、本棚をもう一つ動かさなくてはいけなくなり…

とまあ、このようにどんどん仕事が大がかりになって行ってですね、結局このミミズが出る部屋の大模様替えをすることになってしまいました。本棚を動かすのは大仕事ですねえ。本を入れたままでは重すぎて動かせませんから、本を出さなくちゃあいけません。出したら戻さなくちゃあいけません。

今朝は腕が筋肉痛です。


まだまだごちゃごちゃといろんな物がありすぎます。

息子のデスクは長さ1.8メートルもありますので、広々としています。棚が欲しいと言って自分で付けました。真ん中にある大きなタブレットが絵を描く道具です。


娘が家を出たら私は書斎の自分のデスクに戻りますから、ドアの近くにある IKEA のハイテーブルは片付けます。おそらくもう不要になると思いますので、処分すると決めたらどなたかにお譲りしたいと思っています。


片付けをしていると「もう絶対に必要になることはない」と思うものがたくさんありました。ハイスクールを卒業したばかりの頃には捨てられなかった息子や娘たちの持ち物でも、今なら「もうそんなのいらない」という物がたくさんありました。

大量にある本も、持ち続けても意味がないと思いますから、徐々に処分していかなくちゃあいけません。


ほとんどが夫の本です。すでに読書が困難な視力ですし、いずれ見えなくなるのですから、息子と娘が譲り受けたいと言っている本以外は処分するしかないです。

目が見えなくなり始めて本は買わなくなりましたが、オーディオブックのコレクションは増える一方ですよ。


私が買った日本語の本も、文庫本や新書がまだたくさんあります。捨てるのはもったいない良い本がいろいろあります。どうやって貰い手を探したらいいでしょうかね。


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