なりましたけど、息子は2年以上家に引きこもっています。出かけることはほとんどありません。
新型コロナのロックダウン中は、家から出ても良い理由というのが息子の場合は「運動」くらいしか無かったわけで、外に出て運動なんてしない人ですから、ずっと家にこもりっきりだったわけですが、どこにも出かけない最大の理由は健康問題です。
ハイスクールの頃から誰にも言わず一人で密かに苦しんでいたという痔の問題が悪化して、ついにGP(かかりつけ一般開業医)に相談したのが2019年の12月ですよ。23歳の誕生日をお祝いしたすぐ後でした。
公立病院で専門医の診察を受けられるように手配してもらったわけですが、何度もこのブログに書いて来ましたように、オーストラリアの公的医療サービスは待ち時間が大変なことになっておりまして、診察を受けるにも、検査を受けるにも、検査結果を聞きに行くのにも、とにかく何週間も待たされます。
クローン病かもしれないということで2回も内視鏡検査を受け、やっとクローン病ではないと分かり、さあ次は手術という段階になって発生した新型コロナのパンデミック。
命に関わらない手術は中止されてしまいました。
ロックダウンが終わり手術が再開されても、溜まりに溜まった予定されていた手術のうち緊急性のあるものから順次行われますから、息子の順番はなかなか回ってきません。
その間にお尻は悪化して座っていることもできない状況になり、一時期は寝たきりになりまして、もうこれ以上は待てないということで民間の病院で手術を受けたのが2020年の12月です。
高額な民間健康保険には入っていませんから、民間の病院で手術を受けるには費用が全額負担になります。うちの夫の家族からの経済的な援助がなければ、私達夫婦には手術を受けさせてやることはできませんでした。
息子の痔は重症だったので、1回の手術では治らず、2回目の手術が必要と言われましたが、その頃にはロックダウンも終わっていましたから、2回目の手術は公立病院で受けることになったのです。
ところが、その後二度三度とロックダウンとなり、病院は新型コロナ患者の治療を優先させていますから、命に関わらない痔の手術なんてやってくれないわけですよ。
こうして、2回目の手術を待っているうちに1年が過ぎたのでございます。
ロックダウンは終わりましたが、メルボルンでは未だに毎日1000人以上の新規感染者が発生していますから、入院する患者も減ってはいません。公立病院は限界間近、緊急搬送サービスは破綻寸前ということで、痔の手術なんていつになることか。
早くお尻が良くなって、元気に仕事ができるようにならないといけないし、時には友人達と遊びに行ったりして欲しいです。
25歳ですよ。
仕事や遊びや恋愛や旅行や、普通の25歳の若者が楽しむ程度には人生を楽しんで欲しいのですけど、今年中に手術を受けることはできないでしょう。家から出ない暮らしが長引いてメンタルもおかしくなって来ていて「自信の喪失」「外に出ることへの不安」というのがあるようです。
来年こそは、状況が改善してほしいものです。
バースデーケーキは例年のようにブラックフォレストケーキを作りました。ワンパターンです。クリームもチェリーも足りなくてデコレーションが大変みすぼらしいケーキになりましたが、味は申し分なかったです。2層になっていて間にクリームとチェリーが入っています。
25歳なのに何故ろうそくが4本なのかと言いますと、4本しか無かったからです。大人になるとこういう細かいことはどうでも良くなりますね。25歳は1世紀(100年)の4分の1だから4本でいいと夫が言いました。
晩ご飯のご馳走は、焼き肉にするつもりだったのですが、うちの娘が仕事の帰りにコリンウッドのお店でお刺身を買って来てお寿司を作ると言い張るので、焼き肉の材料は買っていませんでした。
そうしたら、昨日の朝になって、そのコリンウッドのお店が月曜日は定休日だと分かったから晩ご飯はお母さんが作ってくれと言いまして。
娘がカローラを使っているので焼き肉の材料を買いに行くこともできません。家にあったのは冷凍エビの残りと豚のひき肉。ワンタンの皮があったので揚げワンタンを作りました。具は海老と豚ひき肉の2種類作りました。
適当に作ったにしては大変美味しいのができたので、写真を撮りましたよ。これは海老の揚げワンタン。
材料をメモしながら作ったので、レシピを書いてまたウェブサイトに載せることにします。真ん中のはポン酢です。
0 件のコメント:
コメントを投稿