2017年7月27日

映画「ダンケルク」

話題の映画「ダンケルク(Dunkirk)」を観てきました。

戦争映画です。

生まれてこの方、戦争映画を観たいと思ったことはないのですけど、この映画は観たかったのです。悪者日本帝国軍が出てこないヨーロッパ西部戦線の話だからかもしれませんが。

ダンケルクの戦いは、ノルマンディー上陸作戦ほど有名ではありませんというか、ほとんど知られていませんよね。

戦争が始まって間もない1940年の出来事で、ドイツ軍がフランスに侵攻した5月から6月にかけての9日間の戦闘だそうです。戦闘といっても、これはドイツ軍に包囲されてダンケルクに追い詰められた約40万人の英仏を中心とする連合軍を、救出することが目的の史上最大の撤退作戦なのです。

撤退と言っても、海岸から船で逃げるしか方法がない上に、何しろ兵士の数が膨大ですから、軍艦だけでは足りず、貨物船や漁船、遊覧船やヨットやバージ(平たい荷船)を含む民間のあらゆる船舶を総動員した撤退作戦だったというところがすごいのです。

敵を追い詰めて勝利へ向かう戦いじゃなくて、追い詰められて逃げるための戦いだったとしても、英国ではこの撤退作戦の後、国民の士気が大いに高まったそうですし、国民が団結して逆境を克服しなければならないという時に使う合言葉「ダンケルク・スピリット」は、今日でも使われるそうです。

映画「ダンケルク」は、監督がクリストファー・ノーラン。出演している有名俳優は、トム・ハーディ、ケネス・ブラナー、マーク・ライランスなど。多くの無名の若い俳優たちが出演しています。

映画が始まってから終わるまで、スクリーンから目が離せません。

戦争映画ですからね、つらいシーンが続きます。

「Oh, my god !」
「Oh, shit !」
「Oh, No !」

と、思わず声が出続ける私でした。

お気に入り俳優のマーク・ライランスは、やはり素晴らしかったです。若い俳優たちも素晴らしい演技でした。しかしね、何と言っても最高に素晴らしかったのは、

監督じゃないですか?

クリストファー・ノーラン、来年のアカデミー賞の最有力候補だと思います。


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