今朝はゆっくりコーヒーを淹れる時間がなかったので、久しぶりにメリタのフィルターでコーヒーを淹れました。
いつものように、愛用していた陶器製のフィルターを私の特大マグカップにセットし、フィルターペーパーを置いてコーヒー豆を入れ、静かに少しずつお湯を注いで作るコーヒー。
もう十何年もこうしてコーヒーを淹れてきたんです。朝のコーヒーは必ずミルクを入れて飲みます。
ところが…。
「なんだ、このコーヒー。やたらに苦いし水っぽい」
そして、味が「硬い」んです。
モカポットで淹れるコーヒーの苦味はまろやかで、味が「丸い」の。
この味が「硬い」とか「丸い」とかいうのは、コーヒー好きの方になら分かって頂けるかと。
仕組みはよくわからないのですけどね、モカポットってお湯と混ぜることでコーヒー豆の成分を抽出するドリップ式と異なり、水蒸気による気圧を加えた状態でお湯と混ぜるから抽出できる成分が違うんでしょうか。
久しぶりにドリップ式で入れたコーヒーは、その水っぽさと硬い苦味のせいで「ああ美味しい」と感じられませんでした。
もうこれには戻れないな…と感じた次第です。
しかも、モカポットは洗うのが簡単。メンテナンスが簡単。直接ガスコンロ(一番小さいやつ)や電気コンロに乗せられるし、軽いからキャンプなんかにも持っていけるしね。
これを発明したLuigi De Pontiさんは大したもんだ。
モカポットでコーヒーを淹れるようになってから感じた唯一の後悔はね、
「どうしてもっと早く買わなかったのか!」
ところで...
先日、夫の親しい友人の老夫婦が我が家にお立ち寄りになった時、コーヒーを所望されたので、私がモカポットをお見せして「これで本格的なコーヒーを淹れてさし上げましょうか?」も申し上げますと、奥様のほうが「Oh... that's a scary one (あっ、それは怖いやつね)」とおっしゃるじゃないですか!
彼女の話しによれば、モカポットで入れたコーヒーは恐ろしいほど強く、とても怖くて口にできないとのこと。
ミルクをたっぷり入れてまろやかにしますと言っったんですけど、そういうコーヒーがお好きではないのだとか。
インスタントコーヒーが好きという人もいらっしゃるのです。
好みというのは人それぞれなんだわ。
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