2016年9月14日

クリームシチューの思い出

子供たちがまだ小学生の頃のこと。

冬になると食べたくなるクリームシチュー。我が家のクリームシチューはですね、まず塩こしょうしたチキンをカリッと焼いてから、玉ねぎ、ニンジン、ジャガイモを一緒に煮て、最後にハウスのクリームシチューの素(顆粒タイプ)を入れて出来上がり。

私が子供の頃からずっとこれですから、クリームシチューはハウスのクリームシチューの素(顆粒タイプ)の味だったわけです。

ハウスからはその後ルータイプや北海道シチューやこくまろシチューなどの商品も発売されましたし、他社ブランドのクリームシチューの素もありましたが、我が家ではハウスの顆粒タイプのクリームシチュー「ミクス」でなければいけないのでした。

10年ほど前、短期間日本に住んでいた頃、よくクリームシチューを作りました。子供達はクリームシチューが大好きでした。

しかしですね、オーストラリアに戻ってからというもの、ハウスのクリームシチューの素はなかなか手にはいらないわけですし、「クリームシチューはシチューの素など無くても作れるはずだ!」ということで、私は自分のオリジナルレシピを追求するようになったんです。

ホワイトソースを別に作って後から混ぜる方法、チキンに小麦粉をまぶして焼いてとろみを付ける方法、片栗粉でとろみを付ける方法、チキンストックやハーブの工夫、いろいろやりました。

しかしですね、「ようしこれだ!」というレシピの開発にはなかなか至らなかったのです。

そんなある日、久しぶりに出かけた日本食品店でハウスのクリームシチューの素(顆粒タイプ)が売られておりましたので、久しぶりにそれを買ってきてクリームシチューを作ったのです。

その日の夜、食卓に出されたチキンのクリームシチューを口にした子供たちが大きな声で言いました。

「今日のシチューは美味しいなあ!」

...

あの時の「今日のシチューは美味しいなあ!」は、一生忘れませんよ。

昨晩はクリームシチューを作りました。ホワイトソースを別に作って後から混ぜる方法でね。大鍋いっぱい作って、もうほとんど残っていません。

自分でも思ったけど、昨夜のはかなりいい線いってたわ!


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