2016年9月10日

「ナルコス」シーズン2

毎晩少しずつ見続けてきたNetflixのドラマ「ナルコス」ですが、編み物片手にチラチラ見ていた私も、最後の2話は編み物を手にせずに字幕をしっかり読みながら見ましたよ。

夕食が終わり、キッチンで片付けを始めた途端に聞こえてきた「ナルコス」のオープニングミュージック。

「あああっもう見てる!片付けが終わるまで待ってよお!私も見たいんだから!」
「いいよ、お母さん、私が片付けるから見に行ったら?」
「そう?後からお母さんが洗うからね、鍋はこのまま置いといていいからね!」

優しい娘を持つ幸せもののお母さんは居間へ走る!

TVドラマなんかにこんなに夢中になったのも、ストーリーが歴史的事実に基づいているからというのもあるんでしょうが、メデジン・カルテルの親分、麻薬王パブロ・エスコバル(Pablo Escobar)を追い詰めていく過程が実に見応えがあったのですよ。

息をのんで最後の2話を鑑賞いたしました。

(この後、ネタバレあり…っていうか、エスコバルがどうなったかは皆さんご存知だと思うんだけど。)

パブロ・エスコバルは悪者ですからね、麻薬組織の親分で何百人も殺した犯罪者ですからね、飛行機を落としたり爆弾テロをやったりもした極悪非道の大悪党ですからね、捜査官達に追いつめられてついに息の根を止められた時に、「やったあ!」「ついに仕留めた!」「よくやったあ!」と興奮しても良さそうなものなんですけど、後味悪かったです。「ゴッドファーザー2」を見終わった後のあのなんとも言えない胃にこたえる感じと同じ。

ドラマの大半がエスコバルの側から描かれていて、家族との愛情に満ちた関係や妻や母親の苦悩とか、エスコバルを守り抜こうとする手下との「アンタはなんでここまでボスを護ろうとするのよお!」と思わずにはいられない親分子分関係とか、エスコバルの人としての苦悩が丹念に描かれているためにですね(演じる俳優たちも大変良い)最後はなんだか可哀想になっちゃって…。

噂に聞いていたとおり、最終話には本物のマーフィー捜査官とペーニャ捜査官のお二人がカメオ出演されておりました。

そして、最後は次のシーズン3へと続く演出でしたね。

メデジン・カルテルがエスコバルの死で壊滅した後、コロンビア最大の麻薬組織となったカリ・カルテルの話になる模様です。

ところで、驚いたんですがパブロ・エスコバルを演じたブラジル人俳優のヴァグネル・モーラさん、この役を演じるために20キロ近く増量していたそうです。撮影終了後に体重を元に戻したそうで、今ではまるで別人のようになっていらっしゃいます。

ヴァグネル・モーラさん演じるエスコバル

お腹の当たりに増量の成果が見えます

現在のモーラさん

シーズン3も息を殺して見るほどのドラマになるでしょうか…。

私、カリ・カルテルがどうなったかも知ってるんだよなあ。今ひとつドラマ性に乏しいようにも思うんですが、夫は今から楽しみにしています。

ところで、ドラマを見終えてキッチンに戻ったら、鍋もフライパンもオーブントレーも全て洗い物は終わっていて、レンジ周りやキッチンベンチの掃除まで出来ていました。

お母さんは、超嬉しかったです!

娘がそこにいたら、抱きついてキスして「サンキュー!」ってやりたかったけど、娘はもう寝てました。

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