2023年6月8日

暗い空と晴れた心

長引いていたラニーニャ現象がついに収束して、これからエルニーニョ現象に移行する確率が高いと聞いていたので、私はてっきり今年の冬は雨が少なくて晴れの日が多いんだろうと思っていたんですけど。

メルボルンはお天気が悪いですよ。しょっちゅう雨が降っています。

あんまりたくさん雨が降ると我が家は困るんです。土が雨水で飽和状態になるとですね、おトイレの排水処理に問題が出るんですよ。

我が家は田舎環境にありますので下水道がありませんから、おトイレの排水は各家庭が自分で処理します。トイレの排水はセプティックタンクというのに溜めてバクテリアを使った処理を行い、上澄みの汚水は地中に埋め込んだパイプから土に染み込ませて処理するのです。

土が雨水で飽和状態になるとこの処理に問題が生じて、変な所から汚水が溢れ出て来たりするんですよ。困ったことなんです。


さて、空がどんより暗いと気分も晴れません。

昨日の記事を読んでくださった方は、その後どうなったのかなあと気にしてくださっているかもしれませんね。

私はね、いつか日本にいる家族に伝えないといけないと長年気にして来たんです。娘に何度も頼まれていましたから。

でも、良くない結果になることを恐れて話題にすることが出来なかったんですよ。

今度電話で話す時には伝えようと、この次こそは話題にしようと思うようになってからは、電話をすることそのものにストレスを感じるようになってしまいましてね。

昨日は決心してあの記事を書き、どういう結果になるにしろ昨日でそのストレスは終わると期待していたんですけど。いつもブログを読んでくれている私母と妹の一人からメッセージが届きました。

私の母は、うちの娘が同性愛であろうと全然問題ないけれども、父は気持ちが落ち着かないそうです。娘が自分を理解して欲しいと願っていたのは「おばあさん」ですから、おばあさんが理解してくれていると知って娘は大変安心しました。

妹の方は、これまで何とも思わなかったのであえて話題にする必要性が無かったから何も言わなかったのだと書いてくれました。昔人間には理解できないかもしれないが自分はウェルカムだとも書いてくれました。

こういう人が母親なら、この妹の娘達(うちの娘の従姉妹達)が同性愛者を差別したりするわけがないです。

私にはもう一人の妹がいます。この妹もその娘達も人を差別するような人達ではないと思います。

彼女達が集まった時に、うちの娘の同性愛についてオープンに会話してくれるようになったらどんなに素晴らしいでしょうか。そして、いつか娘が女性のパートナーと一緒に日本に旅行をして会いに行って、温かく迎え入れられたらどんなに幸せでしょうか。

どんよりとした暗い雨空のように曇っていた心が、晴れて来ましたよ。


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