2023年6月15日

親知らずの抜歯にいくらかかったか

うちの夫は、先週から歯が痛いと言っておりました。痛いのは奥歯の後ろにある親知らず。

これはまた困ったぞ…

うちの家族は経済的に恵まれていないのに、医療費だけはものすごい出費が続いておりましてね、最近ではうちの息子の痔の手術費用がすでに百万円を超えています。

公立の病院で手術をしてもらえたら無料なんですけど、ただでも順番待ちがすごいことになっていたのに、新型コロナで何ヶ月も命に関わらない手術が中止になっていた影響で、しかもそれが繰り返されたために、現在の順番待ちはとんでもないことになっています。

3月末の時点で手術を待っている人の数が8万人というニュースがありましたけど、もうね、待ち続けたところで順番は回って来ないというのが実情です。

そのため、うちの息子は民間の病院で費用全額自己負担で3回手術を受けたんですが、3回目の手術からの回復が思わしくなくて、4回目が視野に入っているのでございますよ。

うちの娘は、小学生の頃からメンタルの病気で精神科医や心理セラピストや摂食障害の専門家などいろいろな医者から治療を受けて来ましたが、これも結構な費用がかかっています。

しかし、最も費用がかかったのは歯科治療。

オーストラリアの歯科治療は基本的にメディケア(公費で医療費の一部を負担する制度)でカバーされませんから、民間の健康保険に入っている人を除けば全額自己負担なんです。

ちょっと検査をしてもらうだけで2万円以上かかります。

このブログで何度も話題にして来ましたが、私の上前歯2本の歯根治療と新しい歯冠を作ってもらうのに、合計7,325ドルかかりました。1ドル100円で単純計算すれば73万円以上ですよ。

うちの息子が親知らず4本抜いてもらうのに、5,000ドル以上。娘が親知らず3本抜いてもらうのに4,000ドルちょっと。

オーストラリア在住の皆さん、経済力がある方は心配ありませんけどね、そうでない方は、本当に歯だけは大事にしないと大変な目に遭いますよ。


親知らずって4人に1人は生えていないそうです。私も生えていません。ですから、親知らずが痛いと聞いても良く分からないのですけど。

奥歯の奥にある歯ですから、歯磨きが不十分で虫歯になるケースもあるでしょうが、私がこれまでに聞いた親知らずのトラブルというのは、真っ直ぐに生えて来なかったために痛みを生じるというのがほとんどです。

うちの息子も娘もそうでした。

親知らずが問題なく真っ直ぐにきれいに生えて来る人は、3割くらいなんだそうです。つまり、7割の人は斜めに生えたり横向きに生えたりして、抜歯しなければならなくなるんだそうですよ。

さて、

うちの夫の親知らずですが、仕事が休みだった昨日、歯医者に相談に行きました。

痛いのは1本だけと言っていましたから、何千ドルもはかからないだろうとは思っていたんですけど。

歳が歳ですからね、斜めや横向きに生えて来たせいで痛んでいたのではないんです。虫歯だったんですって。

夫は最も安上がりの治療方法を頼んだそうです。

虫歯を削って詰め物をしたりするのが困難な奥の方ですし、痛んでいた親知らずが小さかったこともあって、最も簡単な治療方法は抜歯であると言われたそうです。ペンチみたいなやつで抜くんです。

別にその親知らずが無くなったら困るわけでもないので、抜くのが一番簡単なら抜いてくださいということで、抜いてもらったそうです。

かかった費用は295ドル。約3万円です。

歯を1本抜いてもらって3万円は高いと思うかもしれませんが、オーストラリア的には超安上がりで済んだと思いますよ。何千ドルもかからなくて本当に良かったです。


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