2023年6月24日

ネガティブコメント

このブログでも何度も話題にしていますが、私は自分のレシピサイトを運営しています。

始めたのは2012年の5月。もう11年以上になるんですよ。

最初は、よく質問される和食の作り方とか、うちの息子や娘に残したいレシピとかを載せていたんです。

と言いますのもね、オーストラリアでは家族のレシピノートを代々受け継いでいる人も多くて、おばあさんがよく作っていたパイだとかケーキだとかキャセロールだとか、レシピが書き残されているおかげで再現できたりするんですけど、日本では煮物にしろ和え物にしろお菓子にしろ、一緒に作りながら習って目と舌で覚えていないと作れないことが多いでしょ?

うちの息子や娘は、私が作る料理を習わないままになっていましたから、いつかお母さんがよく作ってくれたあの料理を食べたいと思っても、懐かしく思い出すだけで自分で作ることは出来ないわけですよ。

それでレシピに書いて残そうと思ったんです。

「だいたいこのくらい」とか「こういう色になるまで」とか「こういう塩加減の味付けで」といった曖昧な作り方ではなくて、調味料の量を数字にするのは最初は難しかったのですけど、繰り返し書いているうちに自分の味付けの傾向が分かって来ます。

こうして書き続けてきたレシピは、今日の時点で2362品もあります。

料理を作るのも、レシピを書くのも、写真を撮るのも、ウェブサイトを作るのもその管理も、全部一人でやって来ました。

塵も積もれば何とやらで、よくここまで来たなあと自分でも感心します。

ウェブサイトに問題が起きた時や私が死んだ後のために、バックアップとして英語版クックパッドでもレシピをシェアしています。フェイスブックはレシピを紹介するのに使っています。

フォローして下さる方の数もいつの間にか増えましたので、ウェブサイトのコメント欄と英語版クックパッドとフェイスブックを通して、質問や感想を毎日受け取ります。

滅多に無いですけど、レシピに対する批判的なコメントには、誠意を持ってポジティブに対応するようにしています。

「作ってみましたよ」とか「美味しかったです」とか「日本人だった母親の料理を思い出しました」とか、そういうポジティブなコメントやメッセージをいただくと嬉しいのですけどね、

やっぱりネガティブコメントが来るんですよ!

迷惑コメントやスパムは毎日山のように来ますが、こういうのは自動的に処理する方法があります。単なる嫌がらせか荒らしと思うようなのはいちいち削除しなくちゃあいけない場合があります。

最近多いのは、ラテン文字のアルファベットではなくて、アラビア文字やキリル文字で書かれたコメントです。

何が書いてあるのか分かりませんが、グーグル翻訳を使うと簡単に分かります。書いてあることは、いつもレシピとは関係のない意味不明のことだったり侮辱的なことだったりします。

こういうのを調べていちいち削除したりするのも結構面倒です。

コメントの中には不快を通り越して、気持ちが沈むようなのも時々あります。

自分としては自信作である料理や日本人なら皆んなが作っているようなごく一般的な料理のレシピなんかをバカにして来る人もいます。

美味しくないわけがないと思うようなのを「何だこれは」「このレシピはひどい」「皆んなこんなの作るな」とか書かれるとやっぱり気分悪いですよ。

そういうコメントは削除する場合もありますし、残す場合もあります。

それにしても、世の中には、ネガティブコメントや迷惑コメントを書くことで気晴らしをしている人がいるんでしょうね。

今のところは、レシピを通して世界中の人々と交流する楽しさの方が上回っているので続けていますけど、迷惑メールも来ますしね、不快なコメントを削除したりする作業は面倒ですし、ウェブサイトを運営するのにこういう苦労があるとは考えていませんでしたよ。

メンタルの調子が悪い時にネガティブコメントが来るとかなりツラいです。

直接顔を合わせずに匿名で発言できるインターネット社会では、誹謗中傷が社会問題化していますけど、他人への思いやりを持って、お互いにもう少し優しくしましょうよ。


お帰りの前に1クリックを!



0 件のコメント:

コメントを投稿