2021年11月28日

はくばくの蕎麦に評決

先日、茹でたらボロボロになってしまった「はくばく」という日本のメーカーの蕎麦ですが、ヴィクトリア州北西部の町バララットにある工場で製造しているオーストラリア製オーガニック蕎麦です。

「はくばく」の本社は山梨県にあるそうです。

先日の記事を読んでコメントを下さった方は、フランスにお住まいでルクセンブルクでこのオーストラリア製の「はくばく」の蕎麦を購入されたそうなので、もしかしたら「はくばく」はバララット工場で作った麺製品をヨーロッパや北米はもとより世界中で販売しているのかもしれません。

オーストラリアのスーパーで手に入るのは、このようなパッケージです。


かれこれ20年近くもこの商品を利用していますが、パッケージは変わっていないような気がします。1束90グラムで3束入りです。価格は店によってまちまちで、3ドルから4ドルの間ですが、私が利用するスーパーでは3.70ドルです。

どこのスーパーでも売っていますから買いやすいというのが、私が「はくばく」の蕎麦を買う理由です。

ところが、

先日いつもと同じように茹でたらボロボロになってしまいましてね。茹でているうちに短く切れてしまったんですよ。

コメントを下さったフランスにお住まいの方も、同様に茹でているうちに短く切れてしまったということなんです。

そこで、もう一度茹でてみようと思いまして1袋買って来ました。前回買ったのと同じコールズ(Coles)というスーパーで買ってきました。

今回は、茹でる時にできるだけかき混ぜないようにしました。たっぷりのお湯で1束だけ茹でました。20年も30年も蕎麦を茹でてきたやり方よりも慎重に茹でましたよ。

そして、

結果はこれです!


分かりやすいように黒いお皿に広げてみましたが、ちょっと分かりにくいですかね。

アップで見てみましょう。


分かりますか?

短く切れちゃっているんですよ!

茹でているうちにポロリ…という感じで、麺が自ら折れて行くのが分かりました。

混ぜる時にはそっと混ぜましたけど、混ぜるともっと折れます。パッケージの説明どおりに4分間茹でて、茹で上がった麺は、ほとんどが短く切れていました。最も短いのは1センチくらい。4〜5センチくらいのが多かったでしょうか。

ざる蕎麦にすると、極端に短いのはもちろん食べにくいですが、短く切れた蕎麦は食べやすいのですよ。でも、蕎麦はやはりズズーッとすすって食べたいですよ。

かけ蕎麦には絶対に不向きです。こんなに短く切れちゃっていては、かけ蕎麦は無理です。

やっぱりね、

こんなに細切れになった蕎麦は、もう蕎麦じゃあないですよ。

ということで、評決を下します。

「はくばく」の蕎麦は、もう買えません!


メルボルンには日本食品店がいくつもあります。我が家からは少し距離がありますけど、そういうお店に行った時に日本製のお蕎麦を買って来ることにします。

アジア食品店や韓国食品店は近くにあるのですけど、そうした店で売られえている「信州そば」とパッケージに書かれた蕎麦が、どこで作られたものなのか今度よく見てみます。

パッケージに日本語が書かれていても、中国製や韓国製の商品は多いですからね。

先日、うちの娘が買って来た超マズイ「ふりかけ」は、まるで日本の商品のようなパッケージでしたが、聞いたことのない会社名で、虫眼鏡でよくパッケージを見てみると中国製品でしたから。

それにしても「はくばく」の蕎麦にはがっかりしたな。

「もう買えません」と評決を下しましたが、きっと1〜2月後にもう一度買ってみるでしょうね。それでまた切れちゃったら「はくばく」の蕎麦はお終いでしょう。誰も買わなくなりますよ。


お帰りの前に1クリックを!



11 件のコメント:

  1. テストしていただき、ありがとうございます。これはだめですね。悲しいけどしょうがないな。アジアショップで日本のそばを探して買いたいと思います。
    信州そばと書かれているなら日本製でしょうか。美味しいといいですね。私も韓国のそばを試してみましたが、まーまずかったです。そばの風味もない。やっぱり日本製に限りますね。はくばく亡き後は(殺しちゃった(*´∀`))

    返信削除
    返信
    1. 「はくばく」に蕎麦の品質改善リクエストを送るべきかもしれませんね。茹でると短く細切れになることを把握していないかもしれませんもの。

      削除
  2. 今日家にあったはくばくの蕎麦を茹でてみましたが、細切れにはなりませんでした!セールで$3の時に買ったので、数ヶ月前だとは思いますが、賞味期限が2023年9月1日だったので、そんなに古いわけでもないです。製造のタイミングによって、品質が不安定なのかもしれないですね。

    返信削除
    返信
    1. 品質が不安定というのは考えられますね。でも不安定じゃあ困りますよ。買う度に、今回は当たりだろうかハズレだろうかと不安を感じるような商品にお金をかける気になりません。と言いながら、また買ってみるでしょうけど。

      削除
    2. 本当にそうですね、次に買う時にハズレかもと思うとためらってしまいます。製造番号をリファーして苦情を出してみたら、日本の会社ですし、調査して返信してくれるかもしれません。お詫びに1年分送られて来たりして(細切れのが)!

      削除
    3. 横から失礼します。フランスで細切れそばにあたったものです。私の袋みてみたら私のも2023年の9月1日になってました。その下に製造番号と思われるものが、8,9Bと書かれてます。同じでしょうか。ヒロコさんもいかがでしょう?
      オーストラリアのメールアドレスですが、英語がんばって送ってみようかなぁ。
      ※これまで匿名表記でいれてましたが、今回名前をいれることに成功しました( ̄∇ ̄;)

      削除
    4. オーストラリアの「はくばく」工場には日本人スタッフがいるので、品質改善リクエストは日本語で送っても大丈夫だと思いますよ。私も日本語でメールを送るくつもりです。

      削除
  3. 細切れにならなかった蕎麦の製造番号は、9.9Aでした。リクエスト結果が気になります!

    返信削除
  4. ヒロコさん、sobaさん、ありがとうございます。では日本語でメール書いてみたいと思います。
    この数字の違いが明暗をわけてますね。うちにはまだ同じ8,9Bがあるのでこまぎれ前提で何に使おうかレシピ考えようと思います。汁の中よりは炒めで使おうかな、とかです。

    返信削除
    返信
    1. マカロンさん、はくばくオーストラリアのウェブサイトから品質改善リクエストを送りました。英語で書きました。直ぐに返事が来ましたよ。すぐに調査を始めたそうです。賞味期限やロット番号が分かったら教えて欲しいと書いてありましたので、マカロンさんやSobaさんからの情報も伝えました。私たちグッドジョブですよね!

      削除
  5. ヒロコさん、ありがとうございます。調査を開始してもらえてよかったです。それにしても返事が早く、いい会社ですね。これで品質が改善されることを祈りましょう。グッジョブ3人組ですね。

    返信削除