2018年8月17日

燃え上がるユーカリの木

北半球の各地で発生した森林火災で大きな被害が出た夏も終わりに近づいたはずの今、まだ冬で森林火災のシーズンじゃあないオーストラリアでも森林火災が発生しています。

メルボルンのあるヴィクトリア州では、この冬ある程度は雨が降りましたが、干ばつが深刻な問題となっている北の方、特にニュー・サウス・ウェールズ州で現在多くの森林火災が発生しています。

冬のうちからこんなんじゃあ、夏が来たらどんなことになるんだか、ホントに心配です。

我が家のある地域は、野生動物保護のため自分の家の木でも許可なく切れない厳しい規則があるくらいですから樹木だらけですよ。我が家もマッチ一本で燃え上がるユーカリの木に囲まれているんですからね、近くで森林火災が発生したら…と思うと怖いったらありゃしない!

そんな今日、ヘアカットに行くという娘をリングウッドまで送っていって家に帰ったら、何とゲート近くのユーカリの木が、

メラメラと燃え上がっているじゃありませんか!

うわっ大変!

私は車を車庫に停めると、シャベルを手にして燃えているユーカリの木の皮をたたき始めたわけですが、見るとその向こうでも火の手が上がっている!

ちょうどそこへ、のんびりとやって来たのがうちの夫。腰が痛いので今日は仕事をお休みしているんですが、朝から私服で仕事に出かけていたんです。(何だそれ!)

「ちょっとお!燃え上がってるわよ!わざと燃やしてるの?」
「はい」
「あそこの火も大丈夫なの?」
「大丈夫です」

先週より庭仕事に取り組んでおります私が、山のように積み上げていた木の枝や葉っぱや掘り出した強敵アガパンサスなどを、夫が燃やしてくれていたんだそうですが、ついでにあちこちに溜まったユーカリの落ち葉や皮を集めて燃やしていたんだそうで。

ユーカリの木の皮は種類によってはコルクのように分厚くなるのがあって、多くは剥がれて落ちてくるのですが、油分を含んでいて簡単に燃え上がる葉っぱと同じように乾燥した皮には簡単に火がついてしまいます。

ですからね、木の下に溜まった皮や葉っぱは夏が来る前に取り除くのがよろしいが、我が家の場合は量が量ですからね、燃やす許可を得て予め燃やしておくのです。

夫は、木の幹に残った皮もついでに燃やしておこうとしたようですが、時々失敗して燃え広がったりすることがありますので要注意です。

ある程度燃やしてから火を消したようですけど、今写真を撮りに行ったらまだ燃えているところがありました。大丈夫なんですよねえ。


それにしてもねえ、普通こういうことする?

手前の木の幹は、もともと皮なんて殆どついていなかったのに。見た目が悪くなっちゃいましたよ。


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