2018年8月8日

犬探しは続く

子供達がまだ幼かった頃、友人のオブライエンさん家に「アンバー」という名前のアンバー(琥珀)色の犬がいました。大きなメス犬で、その家の男の子二人とうちの息子が裏庭で一緒に遊んでいると、アンバーは必ず近くに座って子供達から目を離すことなく見守り、塀の向こうから物音がすると吠えてとにかく子供達を守ろうとするような犬でした。

まるで自分の子供のように常に子供達に寄り添う優しいアンバーでしたが、身体が大きいし、獣ですからね、私はアンバーが幼い子供達に近づくと怖くて心配だったのですけど、すぐに彼女を完全に信頼するようになりました。

ところが、うちの娘は最初からアンバーを怖がり、その後はアンバーだけでなく犬はもちろんのこと猫も鳥も動物が全部怖くなってしまったのでした。

そんな娘ですが、別の友人の「スター」という名前のおばあさん犬のおかげで、少しずつ犬に慣れ、撫でたりできるようになり、今年のサンシャインコーストへのドライブ旅行の途中で夫の従弟の家でダックスフンド犬に♡になりまして、それ以来犬が飼いたいと希望するようになったのです。

ところがね、やっと家計をやりくりしている我が家には、犬を飼うゆとりがないのですよ。犬を飼うにはお金がかかるじゃないですか。引き取り料(平均500ドル前後)も必要だし、エサ代はなんとかなるにしても犬猫病院代がね… 無理なのよ。

そこで、娘はアルバイトをして自分の収入で犬関係の出費はやりくりすると言い始めたものの、大学の勉強も大変だし、学費は全部政府から借金しているということもあるし、犬よりも必要なものがあると自覚したらしく、犬を飼うことは諦めたと言っていたのに…。

見ているんですよ、この「ペット・レスキュー」というウェブサイトを。

毎日チェックしているんです。

犬を連れた人を見かけるたびに「ああ〜いいなあ!」「うわあ可愛いなあ!」と叫びます。

飼わせてやりたいけどね。


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