2017年3月18日

娘の通学事情のその後

本ブログを定期的に読んでくださている方はご存知のように、うちの娘は昨年末頃は家から出られなくなっていました。パニック発作が怖くて、不安が強ずぎて、考えるだけでも気持ち悪くなって。

毎日家の中で読書をしたり料理をしたりして過ごしていました。

しかし、メルボルン大学への進学が決まった以上、家から出られるようになる必要がありました。いやいや、出られるだけじゃダメです、大学まで行けるようにならないと。しかも、電車やトラムなどの公共交通機関を利用して。

そうして始まった練習。

最初の練習は、お母さんと一緒に家からバス停まで歩くこと。そして、次はバス停でやって来るバスを見る。そして、バスに乗ってみる。バスでリングウッドまで行けるようになる。

次は電車。

最初は、ミッチャム駅まで行ってみる。そして、駅のホームまで下りてみる。駅のホームで電車が来るのを見る。そして、いよいよ電車に乗ってみる。

練習を始めてから3ヵ月以上になります。すでに大学は始まっていますから、毎日通学しています。

最初の頃は、毎日通学にはお母さんが付き添いました。我が家からメルボルン大学まで行って帰ってくるのに、待ち時間を入れて往復で3時間かかっていました。毎朝3時間を付き添いに費やすのは大変でしたよ。

現在は、帰りの電車は一人で帰って来れています。行きがまだ問題なのですが、朝のラッシュアワーでなければ、一人で行けるようになりました。

ラッシュアワーの場合は、まだお母さんがメルボルン・セントラル駅まで付き添っています。でも、近い将来一人で行けるようになりそうな様子です。

娘のパニック発作は、おトイレに行きたくなるという強い不安が関係していたために、とにかく家を出る前、駅についた後、電車に乗る前、電車から降りた時、おトイレに行けるチャンスがあれば常におトイレに行っていました。何も出なくても行くのです。安心のためです。付き添いのお母さんは、その都度待つのです。

しかし、最近はそれをしない時が増えてきています。

電車がすぐに来そうな時は、おトイレに寄らなくても電車に乗れるようになったというのは大進歩なのです。

大学では友達もでき、毎日意欲的に勉強しています。

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