2015年11月4日

メルボルンカップの恥ずかしい光景

昨日は11月の第1火曜日で、オーストラリアでは「国が停止する日」として知られるメルボルンカップ競馬の日でした。

メルボルンカップ競馬のことは、以前の記事の「競馬のため学校は休み」「競馬のおかげで4連休」を読んでいただくとして、今年の私は完全に興味をなくしておりました。

競馬というものに普段は興味の欠片もないのですが、メルボルンカップ競馬はメルボルンでは結構大きな話題のイベントでもあるのですから、例年は一応レースだけは見てみるかなと午後3時頃になるとテレビをつけていたのです

しかし、昨日はレースを見ないどころか夕方のニュースすら見ず、どの馬が勝ったのかも知らずにいましたら、今朝新聞サイトを見てメルボルンカップ155年の歴史上初めて女性のジョッキーが騎乗する馬が勝ったのだと知りました。

勝ったのはミッシェル・ペインさんという30歳の女性ジョッキーで、10人兄弟姉妹の末っ子で、赤ちゃんの時にお母さんが事故で亡くなってお父さんが男手一人で育てたとか、10人兄弟姉妹のうち8人はジョッキーになったとか、馬の世話や馬舎の掃除などをするストラッパーとして働くダウン症のお兄さんがいるとか、いろいろ話題です。

ペインさんが乗った馬「プリンスオブペンザンス」の購入価格が非常に安かったとか、馬主の一部は女性のペインさんをやめさせたがっていたとか、レースの後ペインさんが競馬社会は男性優位社会で、自分をやめさせようとした人や女だからと見下していた人たちに「Get stuffed!」と発言したなど、いろいろ書かれています。

しかし、私が注目せざるを得ないのはですね、例年のことながら(いや、年々ひどくなっている)これですよ。

酔っぱらい!醜態!ゴミ!ごみ!ゴミ!

なんですか!これは!




競馬の季節は、ファッション業界は稼ぎ時でございます。競馬を見に行くためのドレスや靴や華やかな帽子が売られています。男性たちもおしゃれなスーツでドレスアップするんです。多くの人にとって、競馬ではレースよりもファッションが重要なのですから。

でもね、そうして美しく着飾って競馬場にやってくる人たちの殆どは、紳士淑女では無いんです!彼らの第一目的は、競馬場でのピクニック飲酒にあるんです!

皆さんには、とてもお見せできないようなすさまじい醜態が繰り広げられます。酔っ払って警備の警察官に暴力を振るった女性の記事も今朝の新聞には載っていました。素っ裸になって芝生の上を走る男や酔いつぶれて裸同然で横たわる女の写真も…。

そして、この想像を絶する膨大な量のゴミ。

酒の空き瓶、ビールの空き缶。

女性用のバッグや大量の靴、ドレス(の一部)まであるのは、一体どういうこと?

みっともないよ、貴方たち!

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