2015年11月15日

テロリズムと革命の歌

過激派組織「ISIL」の戦闘員が、パリで多くの人々を殺害した事件で、すっかり気分が落ち込んでしまいました。

テロリストたちの狙いは、彼らの目的達成のために「人々を怖がらせる」ことだから、怖がらされてしまったら負けです。「悪」に負けるわけにはいきません。攻撃されたスタジアムから避難する人々が、フランス国歌「ラ・マルセイエーズ」を合唱し、団結の叫び声を上げていましたよね。

「ISIL」のようなテロ組織に対して、「平和と自由」を支持する信念を表明する行動として、歌を歌う姿には好感を覚えました。「ラ・マルセイエーズ」という歌は、血みどろのフランス革命の時の歌ですから、歌詞が敵意丸出しで、決して暴力による目標達成に反対するものではないんです。しかし、たとえ過激な手段を選んだとしても、フランスが勝ち取っていったのは人民のための「平和と自由」だったんですから。

過激派組織「ISIL」が暴力によって勝ち取ろうとしているものは、一部の人間の理想でしかありません。彼らが支配する地域の人民にとって、彼らは「圧政者」「暴君」であり、まさにそれこそがフランスが革命によって倒したものです。

こういう悲しい出来事があるたびに思うのは、私はもっといい人になろうということ。

とりあえず今日は、フランスの人々と、「ISIL」による支配の元で苦しんでいる人々と、人権を踏みにじられて苦しんでいる世界中の人々に、心を寄せることにします。



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