2015年11月28日

洗濯物干し

小さくて古臭くて暗くて狭苦しかった以前住んでいた家は、全ての部屋の壁紙が違うという個性的な家でしたが、裏庭にあった「Hills社のホイスト」はお気に入りでした。

通常「ホイスト」というと回転式の物干しのことを意味し、最も有名なのはホイストの元祖であるHills社の製品です。高さも自由に調整可能で軽く洗濯機3〜4杯分くらいは干すことができ、風に吹かれてくるくると回るので洗濯物にまんべんなく日が当たり、ラインとラインの間が広いせいもあって、あっという間に洗濯物が乾くスグレモノなのです。

現在住んでいる大きな家にもホイストがあります。

例年、春にはめったに洗濯物を外に干すことはないのですけど、何しろほら、「花粉症が治ったかもよ」という記事を連発しているほど症状が殆ど出ないこの春。今日は土曜日で洗濯物が多い日。ついでにシーツも洗うとするか!

気温はやや低めで風がないから花粉の飛散量は少ないはず。ならば、後で泣くハメになる可能性も低いであろうと熟考して決めました。

天気の良い日の洗濯干しは気持ちの良いものですが、ホイストがあると「干す場所探し」ですとか「干し方の工夫」など考えずに済むので、どんどん楽しく干してゆけるし、干したものが風に吹かれてくるくる回り、洗剤のいい匂いが漂う空気を、くしゃみ・鼻水の心配なく吸い込めるというのは、まあ何と言いますか「至福の時間」(ちょっと違うか…)。


さあ、気持ち良く干しましたけど、なかなか晴れません。天気予報では概ね晴れの予想なのに…。

ところで、先日の強風のために落ちたユーカリの木の枝は、大きいのがなかったので目立たなかったのですけど、拾って歩くとかなりの量でした。まだまだ小さいのはたくさん落ちていますが、腰が痛くなったから取り敢えず今日はここまで。


草の上にたくさん落ちているのはユーカリの葉。一年中落ちるのですが、強風の日の後はこのようにまるで秋の落ち葉のように降り積もります。落ち葉掃きを一年中しなくちゃならないのには、結構うんざりします。

そして、この緑の葉っぱのついたユーカリの枝ですが、マッチ1本で爆発的に燃え上がります。たとえ雨で濡れていても、ガソリンを撒いたように燃えますよ。

オーストラリアで森林火災が怖いのは、山々を覆うユーカリの木が燃えやすいから!私達が現在住んでいるこの家、このユーカリの大木にぐるりと囲まれているのです。夏が怖い!

切り倒しちゃえば?

こうした木を住処とする動物保護のため、容易に切ることはできません。自治体から許可を貰わなければ切れません。こっそり切ってバレたら罰金です。チェーンソーの音をさせていると、自治体に通報するスパイ住民もいます。

それに、大木なので簡単に切り倒すこともできないし、切り倒した後始末も大変です。通常、業者に頼むことになるのでしょうが、大変な費用がかかります。

こうして集めた枝を簡単に燃やすこともできません。これにも許可が必要ですし、許可があっても燃やしてはいけない期間、曜日も決められています。私はユーカリの枝を燃やす勇気はないです。怖すぎて…。こういうことに知識と技術のある夫にまかせています。

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