2013年1月8日

けが人続出で大喜び

夫は博識かつDIYマルチタレントである。

息子のカイが生まれる前、住んでいた家が小さすぎるのでリフォームを決意した夫は、フリーマーケットで買ってきた古いDIY本を読んで勉強し、一人で家を増築した。

さらに、娘のサチが生まれる前には、その家をさらに大増築して、小さなコテッジは大きな2階建てのログハウス風の家に変身した。

夫は幼い頃にはいつも祖父の大工道具で遊んでいたそうだ。手を使った仕事がもともと好きなのである。

ティーンエイジャーになると大工仕事をはじめ庭仕事、牧場の仕事、配管仕事と、ありとあらゆる家周り仕事の知識と技能を身につけた。

プロの人達の仕事ぶりを観察したり、手伝わせてもらったりして、自然に何でもできるようになったのだそうだ。実際、夫は「DIYなんでも屋」である。できないことがあるとできるようになるために本やDVDで勉強する。

そして、そんな夫は、道具が大好きである。電動道具も手道具も、とにかくいっぱい持っている。ものすごい数の道具を持っている。これをちゃんと整理整頓しないので、ワークショップやガレージがごミ屋敷状態になるんですけどね!片付ければいいのに...。

まあ、それはともかく。

夫は昨年の暮れに新しい道具を買った。TORMEK社の水研機、刃物を研ぐための道具である。これです。

キッチンの隅に置かれたままのトルメックの水研機
箱は玄関に置きっぱなし

ぐるぐると回る水冷式の丸い砥石で安全かつ効果的に素人でも上手に刃物を研ぐことができる。あらゆる刃物に対応した専用のジグがそろっているので、複雑な形状の刃物でも簡単に研ぐことができる。

夫がまず最初に研いだのは、もちろん我が家の料理用の包丁&ナイフ。大きいの、小さいの、四角いの、丸いの、肉きり専用の、全部うれしそうに研いでいた。

そして、研ぎ終わったナイフを使った私は、いきなり指を切った。かなり深くざっくりと切れた。使い慣れた私の包丁は、今や恐ろしいほどの切れ味で、大変危険である。いつものような調子で使ってはならない。

いきなり指を切った私を見て、このTORMEKの水研機に大満足した夫は、次々に友人知人親戚家族から刃物を集めてきては研ぐ!研ぐ!研ぐ!

時には、このTORMEKの水研機を持参して研ぎに行く。

そして、夫が研いだナイフは、あまりに鋭いカミソリ並みの切れ味であるために、ケガ人が続出しているのだ。

昨日も、義母の友人から電話がかかってきた。この人は、夫に研いでもらった包丁&ナイフを入れていた袋にうっかり手を入れて、ナイフに触れただけで指を切ってしまったのだった。恐ろしい!

しかし、夫は大喜びである。

友人知人親戚家族の刃物を研ぎ終わってしまったので、暇な時間を使ってこれを副業にして稼ごうと考えているらしいが、来週仕事に戻ったらそんな時間はないだろうに...。

私としては、この水研機がキッチンに置きっぱなしになっているのが一番気になる。早く裏庭のワークショップを片付けて、そこでやってくれたらいいのだが。

夫はこの研ぎ仕事を狭いキッチンでやるもんだから、ちょっとメイワクなんですよね...。


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