2013年1月5日

熱帯夜より暑い夜をなんと呼ぶべきか

昨夜は暑かった。

夜になっても気温があまり下がらず、心の底から「クールチェンジ早く来て!」と祈り続けたが、12時を回っても外の気温は36度だった。

気温が42度まで上がった昨日、夫の叔母で義母の姉にあたるジョーンが晩ご飯を食べに来ることになっていた。あまりに暑いので、メニューは手巻き寿司ということにしたのだが、全く火を使わないというわけにはいかない。

ニンジンやインゲンをゆでたり、夫と子供達の好物である照り焼きチキンを焼いたり、熱々のご飯に寿司酢を混ぜたり、前菜のイカを焼いたりと、暑いキッチンで真っ赤になりながら準備をした。

せめてダイニングと居間を涼しくするために、寝室他すべての部屋のドアを閉めていた。唯一のエアコンがある居間の涼しさを保つためである。

ジョーンが帰った後、居間の涼しい空気が少しでも他の部屋に広がるようにと思って各部屋のドアを開けた。

「うわっ!」

寝室の中はオーブンのような暑さであった。気温は、明らかに35度以上はあっただろう。

(こんな所で寝たら熱中症で死んでしまう!)と私は思ったが、暑いのが平気な夫は、扇風機をかけて平気で寝てしまった。

クールチェンジが11時ごろにはメルボルンに来ると新聞サイトには書いてあったので、私は待った。息子のカイと娘のサチは、ビデオゲームをしながらクールチェンジを待った。

そして、12時。眠くて眠くて、もうそれ以上は起きていられなかった。

カイは、狭苦しい居間のソファで寝ると言って、枕を持ってきた。

サチは、あきらめて自分の寝室へ入って行った。暑いとすぐに汗疹(あせも)が出るサチ。もうすでに腕の内側や膝の裏側にいっぱい湿疹が出ているのに、これじゃまたひどくなるな。

私は、意を決して寝室へ入った。

からっからに乾燥した温かいベッドに横になる。

扇風機の風が当たると、思ったよりも寝苦しくはない。そして、すぐに寝てしまった。

2時頃に目が覚めた。気温をチェックすると、メルボルンの気温36度と出た。(まだクールチェンジは来ていないのか...。)部屋の中は、相変わらず猛暑であった。

3時半頃、また目が覚めた。夫が起きて窓を開けていた。

「外は涼しくなってるよ...」

夫は家中の全ての窓を開けてまわったらしい。次に目が覚めた時には、扇風機の風が寒かったので止めた。もう外は明るくなっていた。やっと気持ちよく眠ることができた。

最低気温が25度を下回らないような暑苦しい夜を「熱帯夜」と呼ぶけれでも、昨晩のように35度以上という酷暑の夜は、なんと呼ぼうか?調べてみたが、決まった表現はないようだ。

超熱帯夜?う...ん、もっと暑苦しい表現はないものかなあ。

ああ、寝室にエアコンが欲しい...。

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