いつも買い物をするColesのレジ係りに、インド系の女性がいる。この人は、一度話をしただけでちゃんと教育を受けたしっかりした人だと分かった。
無礼な客にも丁寧に接し、おしゃべりで手が止まることもなく、袋の詰め方も丁寧で、まじめに一生懸命に働く姿が感じが良い。
先日、買い物をすませてレジに行くと彼女が働いているのが見えたので、列が長かったけど、わざわざ彼女のレジに並んだ。
私を覚えてくれているのか、最近はちょっとおしゃべりをしたりする。焼き海苔の値段をスキャンしながら、どうやって食べるのかと尋ねるので、巻き寿司の作り方を教えたりした。
クレジットカードで支払いをしようとした私に、印刷した紙を私から見て正しい方に向けて渡し、ボールペンを正しい向きにしただけではなく、それを両手で持って差し出した彼女に、私は感心した。
そのしぐさは、われわれ日本人が目上の人に物を差し出す時の正しいマナーそのものであった。
感心した私が、彼女のペンの渡し方についてコメントしたら、彼女は、自分の国では、人に物を差し出すときにはそのように両手で持って差し出すのが礼儀であると教えてくれた。
だから、私も、自分が日本人であって、日本でもそのようにするのが良いマナーだというようなことをちょっと話したのだった。
今日、薬を買いに薬局へ行ったら、処方薬を渡してくれた若い女性が、この紙にサインをしてくださいと言って2枚の黄色い紙を渡してくれたのだが、その紙は私から見ると逆さまになっていたし、ボールペンは引っ込んだままで、しかも目の前にひょいっと転がすように置いたので、よっぽど彼女にお客へ物を渡すときの正しいマナーを教えるところだった。
オーストラリア人には、大雑把な人が多い。人に物を差し出すマナーだとか、そんなことに注意を払ったりしないのだ。堅苦しくないフレンドリーな感じであれば、それはそれで問題はないけれども、無礼な感じの人もいて嫌な気分にさせられることも多い。
ちょっとしたことだけど、考えさせられた。
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ありますよねぇ、レジの人の気遣いを感じたり、
返信削除逆に、「何?これ。」と思ったり。
スーパーのレジのベルトコンベヤーに、わざわざ冷蔵庫のものをまとめて置いているのに、
袋に詰めるときに、あちこちに分けて入れる人。
若い学生風のお兄ちゃんだったら、
「ああ、わかってないのね。」とまだ許せるけど、
そこそこの年齢の女性だと、「ん???」と思っちゃいます。