2011年11月30日

スピード違反

テイルゲイト tailgate という言葉がある。前を走っている車の後ろにぴったりくっついて走ることを言う。ノロノロ走る前の車にイライラしているドライバーが、嫌がらせのためにわざとする場合も多い。

私は、田舎道を運転すると必ずこのテイルゲイトをされる。メルボルン郊外の田舎道は、制限時速100キロという標識が立っていることも多く、私は高速道路ならまだしも片側一車線の結構狭い道で100キロなどというスピードは怖くて出せない。

ぐにゃぐにゃ曲がっていると、制限時速は大抵80キロということになるが、曲がりくねった田舎道を80キロなどというスピードで走ることは私には到底不可能だ。

必然的に後続車は私の後につかえてくる。ハッと気づくとテイルゲイトされている。後ろの車は私を追い越すチャンスを狙っているのだが、簡単には追い越せない場合も多いのが田舎道。

テイルゲイトされるとプレッシャーを感じる私は、可能な場合は車を左側に寄せつつ後続車に追い越しを促すか、路肩に車を止めてしまって私の後ろにつながっている皆さんに先に行っていただく。しかし、それが困難な場合は、迷惑にならないように、なんとか制限時速に近いスピードで走ろうと渾身の努力をするのであります。

馬鹿でしょう?そんなことする必要ないのに。こういう所にも、うつ病になりやすいタイプの人間の性格が出ているわけだ。

で、今日、ヴィクトリア州警察からスピード違反の通知書が送られて来た。違反を犯した日は先週の日曜日。義妹のリアナが強行スケジュールでドバイから帰って来たので会いに行ったのだ。実家があるヒールズビルの町へ行く途中の道で制限時速70キロの所を74キロで走っていたスピード違反により、罰金153ドルを支払いなさいという通知であった。

信じられない!なによ、これぇ!ひどいじゃあないの!

スピード違反をカメラに撮られた場所というのは、時速100キロから80キロに減速しなくてはならないカーブの先の直線道路部分である。この部分は集落にやや近いために制限時速が70キロに設定されているのだ。

あそこの道は、私にとって「スピードを出さなくちゃあ!」というプレッシャーから解放されるので息抜きの道なのです。いつも、「ああ、やれやれ」と思ってスピードを落としているのに、4キロオーバーで153ドル払えとは!

運転速度が遅すぎて他のドライバーに迷惑になっているという罰金ならまだ分かる!

ヒールズビルへの田舎道を120キロもそれ以上も出してる馬鹿者がいっぱいいるじゃあないか!なんで私のような安全運転ドライバーにスピード違反の切符なんか送ってくるんだぁ!

怒り!怒り!怒り!….ちょっと涙…。

食べるのに苦労している我が家に、罰金を払うお金はありません。もうっ、悲しすぎる。

お帰りの前に1クリックを!



0 件のコメント:

コメントを投稿