2023年12月4日

天気のことと週末の出来事

今日は気温が30度を超えるらしいです。久しぶりの暑さです。

例年11月には1回くらいは猛暑の日があるものですし、今年はエルニーニョ現象が発生していますからね、高温で乾燥した夏が来ると覚悟していたんですが、11月は肌寒い日が多かったんですよ。一昨日は最高気温が16度でした。

雨も多いので果物農家の方が困っているという話も聞きます。サクランボが収穫の時期を迎えていますが、この時期に雨が多過ぎると実が割れてしまうのだそうです。

低温と雨のせいで花粉が飛ばなかったのか、11月は花粉症の症状が出た日は数えるほどでした。最近はもうずっと抗ヒスタミン薬すら飲んでいません。

気象の専門家も首をひねっているそうですが、エルニーニョ現象が発生していることは確かなんですって。エルニーニョ現象とは、太平洋東側の赤道域で海水温が高くなることですけど、現在はそこら中の海で海水温が高い状態なんだそうです。

オーストラリアの近海でも海水温が高いということは、海水が蒸発して雨雲になって雨が降る、そして気温も高くならないということらしいんですけど。

12月になりましたから暦の上では夏です。涼しいのは有り難いけど、農業には悪影響があります。天気がどうなるのか気になります。


さて、この週末、我が家ではいろいろありました。うちの娘がブラックフライデーのセールで買って、まだ電源さえ入れていなかったノートパソコンを持って帰って来ました。誰かにセットアップを手伝ってもらうためです。

コンピューターとかテクノロジー関係のことが苦手な娘は、パソコンのことは先延ばしにし続けて、やっとセットアップを始めたのは日曜日の夜でしたが、始めた途端に不機嫌になりました。

私は付き合わずに寝ましたが、良く分からないエラーメッセージが出たので、イライラして途中止めにしたらしいです。セットアップはまだ終わっていません。

今日は、この家から直接大学院に行くそうです。新しいパソコンはまだ使える状態ではないですよ。どうするんでしょうかね。

息子は、土曜日にメイクオーバーで大変身して、おしゃれな服を手に入れたのはいいけど茶色いボロ靴一足しか持っていないことに気づいて、新しい靴を買うための資金作りに、古いゲームや漫画本やレゴなどをマーケットプレースで売り始めました。

不要なものを売ってお金にするというのは引っ越し前に始めていたんですけど、買い手とのやり取りがストレスになって不安を引き起こすとかで止めてしまったんです。それを再び始めたというのは、良い変化だと思います。

古いゲームは次々に買い手が決まったそうで、売れるわけがないから捨てろと私が言っていた Wii というゲーム機とソフトも買い手が見つかったそうです。

古いニンテンドーDSのカードなんてね、私だったらごみとして捨ててしまいそうなものなんですけど、そのうちの1枚のカードに150ドルという高値をつけて即購入した人がいたそうですよ。

もう製造されていないので、希少価値があるんだそうですけど。

ゲーム文化を理解していない私には良く分かりませんが、ゲーム愛好者というのは熱意が違いますね。思い切った金額のお金を払う人が多いし、以前住んでいた山の中の家までわざわざ買いに来た人もいましたし。

うちの夫も、昨日はいろいろありましたよ。日曜日は、夫を含めて3人のスタッフが勤務の予定だったのに、1人が旅行からの帰宅が遅れて疲れているから休みたいと言い、もう1人は車の調子が悪いから休みたいと言い、夫1人だけになってしまったのです。

休みたいと言って簡単に休めるのもすごいと思いますけどね。

夫の会社では、1人では店舗の営業ができない決まりがあるので、最低でももう1人誰かに出勤してもらわないと営業できないということで、昨日の朝は大騒動だったんですよ。

遠くから救援が来てくれることになりましたが、それまでのつなぎにうちの娘が行ったんです。

車の調子が悪くて休んだ人はですね、電車の駅の近くに住んでいるんです。ツールショップは、その駅から2駅です。車が使えなければ電車で来ればいいでしょう。そんな理由で欠勤するなんて普通は許されませんよ。

無責任なこの2人のスタッフは、日頃から勤務態度が怠惰なことを夫から聞いていますから、こういうことが重なると解雇されると思いますけど、オーストラリアでは被雇用者はいろいろな法律で守られていますから簡単に解雇はできません。

私は、料理に明け暮れた週末でした。娘が食べたいというものをいろいろ作りました。久しぶりに帰って来た娘に、私がしてあげられることは美味しいものを食べさせることくらいですからね。

パソコンのセットアップの手伝いも出来るんですけど、こちらは本人にやる気が無さ過ぎます。パソコンのことになると人が変わったようにイライラするのは、どういうことなんですかねえ。ホントにもう…


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2023年12月3日

息子のメイクオーバー

「メイクオーバー」(Make Over)という英語の言葉ですが、辞書を引くと「イメージチェンジ」とか書いてあるんですけど、ちょっと違うんですよ。

「作り変える」みたいな意味なんです。人の場合だと、ヘアスタイルや服装、女性だったらメイクなども一新して、その人の外見を「作り変える」ということなんです。

うちの娘は、兄である息子の誕生日に「メイクオーバー」をプレゼントすると約束していました。

ところが、誕生日の頃はいろいろあって忙しくて、その後ノートパソコンの調子が悪くなったり、大学院でトラブルがあったりして(それは指導教官のミスが原因でしたけど)なかなか約束が果たせていませんでした。

この週末はやっと時間ができたらしく、例の新しく買ったノートパソコンもいまだに一度も電源さえ入れていないということなので、家族の誰かに使えるようにしてもらうために帰って来ました。

しかし、帰って来て最初にしたことはパソコンではありません。うちの息子との約束を果たすために、2人でショッピングセンターに出かけたんです。

待ちに待ったメイクオーバーの時がついに来たわけ!

このブログでも度々話題にしていますが、うちの息子は痔の問題があって、ここ数年間は本当にお気の毒な状態が続いています。今年の2月に3回目の手術を受けましたけど回復が思わしくなくて、やっと良くなって来たのに引っ越しで無理をさせてしまって悪化してしまいました。

いまだに長時間座り続けることが難しいので出来ることが限られています。メンタルヘルスへの影響も大きくて、最近セラピーを受け始めました。

外出することがほとんど無い暮らしが何年も続いて来ましたから、髪の毛は自分で切っていましたし、着るものにも気を使わないですし、運動をしないのでそういう身体になっていますし、まさに「メイクオーバー」が必要な状況だったのですよ。

どんなふうに変身して帰って来るんだろうかとワクワクして待ちました。

ジャジャーン!

いやあ、皆さんにお見せしたかったです。

ヘアカットは、ショッピングセンターに入っている一番トレンディーなバーバー(床屋さん)に行ったそうですよ。落ち武者のザンバラ髪みたいな頭だったのが、今時の若者風のカッコいいショートヘアになり、知能指数が100くらいアップした感じになっています。

ヘアカットの後は、服のショッピングに行ったそうです。いつもスウェットパンツとTシャツを着ている息子は、おしゃれな服を持っていません。ちゃんとしたズボンは、持っているやつはきつくて着れないはずです。

結局ユニクロで買ったそうです。かっこいいドレスシャツと黒いスラックスを買ってもらっていました。そのスラックスはデニム地のような生地でしたが、身体にフィットしていても伸縮性が高いので着心地がとてもいいと言っていました。

私に似て足が短い息子ですが、そのスラックスはピッタリの長さでした。

「よくそんなちょうどいいサイズがあったわねえ!それアンクルパンツ?」
「長さは直してくれた!」
「直してくれるの?ユニクロ?」
「うん。試着した時に長すぎると言ったら無料で直してくれるって言うから長さを決めて、20分後に来てくれと言われて戻ったら直してくれてた!」

何それ〜!

お店でそんなサービスをしているとは知らなかったわ!

その場ですぐ直してくれるなんて!

しかも無料で!

もうパンツの長さを心配しなくても買えるってことじゃん!

いつも丈直しをしなくてもいいアンクルパンツばかり買って来たけど、これからはもう好きなのが買えるのよ!

私も買いに行く!

と、お母さんが大興奮した息子のメイクオーバーでした。


息子はですね、鏡に映った自分の姿を見て結構いけてると自分でも思ったようなんですよ。いやあ、親のひいきめ無しで見てもホントに見違えました。カッコ良かったですし、スマートに見えましたよ。

この場合のスマートというのは、ほっそりして見えるという意味ではなくて、知的で小ぎれいで格好がいいという意味の英語のスマートです。

息子は早速友人達に写真を送っていました。気持ちもポジティブになり、一気に元気が出たようでしたよ。

家から出て人に会うことがストレスになっていたのに、そういうことが出来そうな気がして来たんではないでしょうか。自分の外見への自信は、メンタルヘルスに大きな影響がありますからね。

心理セラピストである娘がメイクオーバーをプレゼントしたのは、そういうことを理解した上でのことだったんでしょう。

私も誕生日にメイクオーバーをプレゼントしてもらいたいです!


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2023年12月2日

別寝室がお互いのため

私の不眠問題はある程度改善して、最近は「私的には普通」に眠れるようになっています。

「私的には普通」というのは、寝つくことにはそれほど苦労はせず、夜中に2〜3回は目が覚めて、5時前後に覚醒するという状態です。合計すれば平均6時間くらいは眠れます。

長年こんな調子ですから、この程度眠れていれば普通に生活できるんですけど。

眠れなくなってからは避難部屋で寝ていましたが、避難部屋は物置部屋だし、家の端っこなので WiFi が届きにくいし、夜中に起きてトイレに行くのも不便です。

私達夫婦の寝室にはオンスイートと呼ばれるバスルームが付いているので、便利なんですよ。広くて快適だし。天井にシーリングファンが付いているから暑い夜は涼しいし。

「私的には普通」に眠れるようになったわけですから、昨夜は夫と同じベッドで寝ることにしました。

私の方が先にベッドに入りました。あっという間に眠くなり、ウトウトし始めて眠りに落ち始めた時、夫がベッドに寝転びました。

グワングワンとベッドが揺れて目が覚めかけ、その後夫が iPhone で動画を見ようとした音が大きくてびっくりして目が覚めました。

それでもまた眠りに落ちかけた時、夫の iPhone が「ピーン」と音を立てました。誰かからメッセージが来たんです。それですっかり目が覚めてしまいました。

ちなみに、うちの夫は勤めているツールショップの警備会社から連絡が来るのに備えて夜中でも iPhone を消音にしませんから、詐欺メッセージが来ても「ピーン」と音がします。

せっかく寝つけそうだったのに目が覚めてしまい、その後なかなか眠れなくて苦労していると、夫はすぐにイビキをかき始めました。これでもう余計に眠れません。

以前のような家が震えるほどの爆音イビキではないですが、イビキはイビキ。不眠の者にとっては騒音です。

気持ちよさそうに寝ついた夫のイビキを止めようと、何度も押したり蹴ったりしました。その都度、夫は目を覚ましかけます。

これって良くないな、せっかく気持ちよく寝ているのに…

避難部屋に行こうかどうしようかと悩んでいるうちに私は眠りました。

ところが、やっと眠っても目が覚めるんですよ、イビキのせいで。

4時頃にもイビキで目が覚めました。悪い夢を見ていたので目が覚めて良かったくらいでしたが、イビキが気になって再び眠るのが難しいわけです。

やっぱり無理だな…

あきらめかけた頃、私はちゃんと再び眠ることができたんですが、眠りが深くなったタイミングで夫のアラームがなりました。5時でした。

うそでしょ…

夫はすぐに起きてシャワーを浴び、ユニフォームを着て出て行きました。5時に仕事に行くと知っていたら、避難部屋で寝たのに。

熟睡中に起こされると頭がクラクラしますね。その後は、もう眠ることはできませんでした。


お互いの睡眠のためには、同じ部屋で寝ない方が良いのは確実です。

私がいなければ、夫は好きな体勢で好きなだけイビキをかいて眠れるわけで、押されたり蹴られたりして眠りを邪魔されないし。

まあ、あの人は押されても蹴られても、いくらでも眠れる人ですけどね。電話がかかってきて目が覚めても、数秒でまた眠れる人ですから。

夫に避難部屋で寝てくれとは頼めませんから、不便でも私があの部屋で寝るしかないですけど。

便利で快適な寝室が気に入っているので、やはり睡眠不足の程度によって、そして夫の起床時間によって、どっちの部屋で寝るかを選択するという具合にするしかないかとも思います。

不眠の苦労は一生続くでしょう。寝室が一つしかない家には絶対に住めませんよ。


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2023年12月1日

本当に暗い星空が見られる場所

BBCのサイトを見ていたら、「The last places on Earth to see truly dark starry nights」(本当に暗い星空が見られる地球上で最後の場所)という記事があって、見たら息をのむような写真が掲載されていました。

そして思い出しました。30年前にオーストラリア中央部へ旅行した時のことを。

アリススプリングス発着のツアーに参加したんです。観光客に人気のある見どころを見て回るんですが、人が住んでいない原野みたいな所でキャンプをしながら見て回るのですよ。バスくらいの大きさのごっつい4W車で。

運転手兼ガイドの男性と料理係兼アシスタントの女性の2人が私達の面倒を見てくれたのですけど、毎日のテント設営とかはツアー参加者達が自分でするんですよ。荷物の積み下ろしも、食事の準備や後片付け、食器洗いも皆んなでしました。

ツアー参加者は外国人が多かったです。4か国語を話すスイス人のお母さんが通訳になっていました。毎日助け合いながら過ごすので、すぐに仲間意識が芽生えます。とても楽しいツアーでした。

原野でテントを張って寝るんですから、毎日シャワーで汗を流すことも出来ませんが、参加したのは冬でしたからそれほど汗もかかなかったので助かりました。テントの中につららが出来るほど冷え込んだ日もありましたし、日中は汗をかくような暑い日もありました。

このツアーでは多くの素晴らしい景色を見ましたが、その中で私が最も感動して一生忘れられない思い出になったのが星空だったんです。

私はねえ、夜空にあんなにたくさんの星を見たのは、その時が最初で最後です。そもそも、あんなにたくさんの星が存在していることを知りませんでした。真っ暗だから見れるわけですが、夜空は真っ暗じゃあないんです。

実際はその逆!

「宝石を散りばめた」という表現を聞くことがありますけど、散りばめるどころかもうジャラジャラうじゃうじゃ!空がびっしりと光の点々で埋め尽くされているわけです!

ほぼ毎晩、素晴らしい星空を見ました。天の川は英語で「ミルキーウェイ」(ミルクがほとばしった跡)と呼ばれますが、そう呼ばれる理由がわかるほど白く見えましたよ。でも一晩だけ、それはもうホントに私の文章力では表現できないほど素晴らしい星空だったんです。


どこか面白い経験ができるところに旅行したいなあと思っている皆さん、星空を見に行く旅行はどうですか?

BBCの記事で本当に暗い星空を見られる場所として紹介されているのは、まず南米チリ北部のアタカマ砂漠です。一年のうちほとんどの日が晴天といわれるアタカマ砂漠で見られる星空は、世界一と言われているそうです。

スペイン領カナリア諸島も紹介されています。アフリカ大陸の北西沿岸に近い大西洋上にある群島ですが、緯度の関係から素晴らしい天の川を見ることができるそうです。

他には、ボリビアの高地にある塩湖とか、パタゴニアのアンデス山脈とか南米南端のフエゴ諸島とか、いろいろ紹介されていますが、要するに光害のない場所、つまり人が住んでいない場所ですよ。

そういう場所は、簡単に行くことは出来ませんよねえ。ちょっと旅行するにはハードルが高過ぎますけど、オーストラリアには行きやすくてすごい星空を見ることが出来る場所はたくさんあります。

タスマニアなら、ラッキーな人はオーロラも見ることが出来ます。ただし、タスマニアの場合はお天気が問題。運が悪いと、旅行中ずっと曇り空ということになりかねません。

その点、内陸部は快晴の日が多いし、オーストラリア中央部なら行きやすいし、見どころも多いです。ただし、最近は人気のある観光地の近くにはリゾートが出来ていますからね、そういう場所は光の問題があるでしょう。

私は星空を見るためにツアーに参加したわけではないのですが、結果として一番心に残ったのが星空だったわけです。2週間のツアーでしたが、私が参加したのはそのうちの1週間分だけ。その間にあの星空を見ることが出来たのは幸運だったのかもしれません。

写真なんか撮っていませんよ。撮ろうと思ったって普通のカメラで撮れるものじゃあありませんから。心のカメラで撮ってあるわけですけどね、BBCの記事に載っていた写真を見て鮮明に思い出したんです。

特別に素晴らしい星空だったあの夜、夜中に起きた時には空がピンク色になっていたんですよ。どうしてあんな色になっていたのか分かりませんけど。ピンク色の空を光の点々が埋め尽くしているというのは、言葉をなくす景色でした。

そういう星空、見てみたいでしょ?


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2023年11月30日

メンズシェッドに入会

「平均年齢は160歳だよ!」

これはメンズシェッドから帰って来たうちの夫の第一声です。「もうすごいおじいちゃんばっかりだった」そうです。

先日の記事「メンズシェッド」に書きましたように、うちの夫はお隣りのビルさんに誘われて、昨日リングウッドという街にあるメンズシェッドに行ったんです。

メンズシェッドは各地にありますが、このメンズシェッドが我が家から最も近くて、ビルさんはこのメンズシェッドのメンバーなのです。

ビルさんに一緒に行こうと誘ってもらって夫は大変楽しみにしていたんですけど、このメンズシェッドを始めたのが夫の古い知り合いのMさんで、夫は行く前にMさんに電話をしていました。Mさんと話すのは10年以上ぶりのはずでした。

聞こえてきた会話によると、夫はMさんに本を借りていたんだそうで、Mさんがメンズシェッドに来るのならその本を返したいと言っていました。

本を貸したことなどすっかり忘れていたMさんは、昨日はメンズシェッドに行く予定はなかったのに来られたそうですよ。10年以上ぶりに会って話をして、気になっていた本もちゃんと返したそうです。

自分の父親以上の年齢のおじいちゃん達ばかりのメンズシェッドだったそうですけど、夫は入会費50ドルを払ってメンバーになったそうです。

夫が行けるのは水曜日に限られますし、毎週行けるわけではありませんけど、行ける週にはビルさんと一緒に行くそうです。

このメンズシェッドは廃校になったハイスクールがあった場所にあって、かつての図書室がメンズシェッドの作業部屋になっているそうです。


作業場は広くてキレイで、たくさん過ぎるほどの道具や機械がそろっているそうですが、活動日が週3日だけなんですって。そのうち1日は午前中だけということなので、素晴らしい設備や道具はあまり有効に利用されていないようなんですよ。

メンバーは60人いるそうですが、毎日60人が集まるわけではありませんしね。

どうしてもっと活動できる日を増やさないんだろうと私は思ったんですが、活動できる日を増やすと鍵を開けたり閉めたりを担当する人がメンズシェッドに拘束される時間が増えるわけです。

担当する人を増やせばいいだろうと私は思うわけですが、こういう場所を運営する責任者は資格の取得が必要で、救急法(First Aid)を学んでおく必要もあったりするんだそうですよ。

おじいさん達はそういうことをやりたくないんです。好きな時に行って好きなことをして帰るのはいいけど、責任のある役目を任されたくないんですって。

メンズシェッドの運営に関わる組織の役員も皆さんなりたがらないので、同じ人が何年もやり続けているんだとか。Mさんは長年ずっと会計係だそうです。

そういうところにうちの夫のような「若い」メンバーが入るといろいろ頼りにされそうなんですけど、うちの夫は働いていますから来れるのは水曜日だけだし、それも毎週ではないし、車の運転ができませんから出来ることに限りがあります。頼りにされても困るでしょう。

メンバーの皆さんの活動は完全に自由だそうです。趣味で何か作っている人もいるし、地域の人達のために作っている人もいるし、誰かに依頼されたものを有料で作っている人もいるしと、いろいろだそうです。

皆んなで話し合ってプロジェクトを決めて、一緒にそのプロジェクトに取り組むというわけではないんですね。

とにかく、メンズシェッドは、来なくてはいけないという義務はないし、プレッシャーやストレスを感じるようなことをさせられるわけでもなく、来たい時にここにて来て他のメンバーたちとおしゃべりをして、好きなことをして帰るという、そういう気楽な場所だそうです。


お隣りのビルさんは毎週通っているそうですけど、いつも半日だけ行ってキャノン(Cannon)を作っているということでした。「キャノン」って英語で「大砲」のことですよ。砲弾を発射する兵器ですよ。

どういうこと?

と思ったら、兵器の大砲を作っているんだそうですけど、もちろんフルサイズの大砲ではなくて、縮小したサイズの大砲だそうです。何のために作っているかと言うと、置き物として楽しむためです。

このメンズシェッドのフェイスブックページを見ていたら、制作中の大砲の写真がありました。ビルさんはこういうのを作っているんですね。


ビルさんって、若い頃は何をしていたんだろうと思ったら、機械エンジニアだったそうですよ。機械を作ったり修理したりするのが得意でミニチュアの大砲も作れるということですけど、どうやって作るのか私には想像もできません。

うちの夫はまだやりたいことが分からないと言っています。

私に調理用のまな板を作って欲しいと頼んでおきましたけど、まな板は作るのが簡単ですよ。板を切ってルーターで端を加工してから表面をサンディングして油を塗ればいいんでしょ?大砲を作るよりも簡単ですよ。

夫には技術と知識がすでにあるので、必要なのは場所と道具とやる気です。きっと作ってくれるでしょう。


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