2025年9月5日

疲れている夫

うちの夫が勤めるツールショップは、毎週木曜日は営業時間が夜の7時までです。開店が朝の7時ですから勤務は早番と遅番のシフト制で、うちの夫は通常は早番です。

ゲートの外のボラードという棒を動かしてからゲートの鍵を開けることから始まって、店舗の入り口の3重のドアを開けて中に入り、開店までにはたくさんすることがあるわけですが、そういうのを暗い中でやっているんですから目が悪い夫は苦労しているに違いないです。

いつも6時過ぎには家を出ます。たくさんすることがあるとは言っても開店時間は7時なんだし、住んでいる家から歩いて5分ですからね、6時半に家を出れば十分早いんですけど、若いスタッフのT君というのがいつもめちゃくちゃ早く来るとかで、夫は早く出勤するんですよ。

発達障害があるらしいT君には「そんなに早く出勤するな」と言えない理由があるらしくて、夫はT君が勤務する日は早く行くんです。

昨日は病気で休んだ人や突然辞めた人がいたとかで遅番のスタッフが足りなくなり、夫は7時まで勤務しました。早番の出勤で遅番までの勤務はしょっちゅうですが、それが木曜日だと12時間勤務ですから大変です。

朝6時過ぎに家を出てから夜7時半頃に家に帰って来るまで、13時間以上ほぼずっと立ちっ放し。歩いて帰って来るのは足がつらいだろうと思います。


文字を読むのも、拡大表示が出来たり読み上げ機能が使えたりするパソコンやスマートフォンはまだ何とかなっていますけど、印刷された値段表を見ながら値札を確認する仕事は非常に難しいそうです。

常に視野の中のまだ見える部分を探して物を見ているわけですからね、目も疲れるはずですよ。

夫は髪の毛も真っ白だし、いつも以上に疲れていた昨夜は老人のように見えました。いろいろありますが、働き続けてくれていることには感謝しています。

血圧が高くなっているそうなので、疲労とも関係しているのかもしれません。何しろ腎臓が一つになっていますからね、血圧が高いのは良くないんです。血圧を下げる薬は2種類も飲んでいるんですよ。食べ物にもう少し気をつけてくれるといいんですが。

明日はお休みのはずです。緊急出勤とかになりませんように。


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2025年9月4日

道徳の羅針盤を失った

中国が「侵略者」日本との戦争に勝利してから80年の記念日を祝い、大軍事パレードを行ったことが世界中で報道されました。最新の兵器を次々に披露して軍事力を世界に誇示し、もう誰も中国に手出しは出来ないことをアピールしましたね。

習主席は、出席した各国首脳とのレセプションで「中国は断固として世界の平和と安定を守る」と述べたそうです。平和と安定のために軍事力が必要とは残念なことですが、それは人間の歴史が証明しています。しかし、強大な軍事力を持つ国が他国を侵略した場合、それを止めることが困難であることも歴史は証明していますよ。

今回の記念行事には、欧米主要国の首脳は出席しませんでした。中国との関係を重視する国々の首脳が出席したんでしょうが、ロシアのプーチンと北朝鮮のキム・ジョンウンのことが特に大きく報道されています。

かつて侵略されて多くの苦しみ被った中国が、ウクライナを侵略して現在もウクライナの人々に苦しみを与え続けているプーチンとともに、侵略者との戦争の勝利を祝うとは道理に合わないじゃあないですか?

ロシアと北朝鮮以外にはどこの国の首脳が出席したんだろうかと思って、ニュースサイトに載っていた記念写真を見ましたが、知らない顔ばかり。プーチンの子分であるブラルーシの独裁者ルカシェンコは分かりました。イランの大統領もいましたね。

「独裁者、侵略者、圧政者達の大集合だな」と思いながら写真を眺めていると、キム・ジョンウンの後ろの方に見慣れた顔が。

ヴィクトリア州の前州知事、ダニエル・アンドリュース!

なんで行ってるの?

オーストラリアは民主主義と自由と人権を尊重する国であって、こんな「独裁者、侵略者、圧政者達」と肩を並べて中国の大軍事パレードをお祝いする立場にはないと思うんですけど。

この前州知事のダニエル・アンドリュース(Daniel Andrews)は大変な「親中家」でしてね、州知事だった頃には中国との強い関係が問題視されたこともあったんですよ。州知事を辞任した後、政治の仕事をやめてコンサルタント会社をやっているらしいですから、中国トップとコネがあるのは直接利益に結びつくんだろうと思いますけど。

ある新聞の記事には「ダニエル・アンドリュースは道徳の羅針盤を失った」と書いてありました。道徳とは、簡単に言うと「自分の良心によって、善を行い悪を行わないこと」だと思いますけど、「悪を行う権力者」に和することを選ぶとはねえ。

私はダニエル・アンドリュースの州政府を支持していたんです。プーチンやキム・ジョンウンの後ろで写真に収まる姿を見て、吐き気がしましたよ。


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2025年9月3日

技術労働者不足について

先日、不動産屋が家の状態をチェックしに来た時に、キッチンの流しの下の温水の配管から水が漏れる件を報告しました。

食器洗い機を使っていない時は、栓を締めて温水が流れないようにしておけば水は漏れないので、高額な費用をかけてプラマー(水道管排水管工事業者)に修理をしてもらう必要は無いと不動産屋には言っておいたのに、昨日プラマーがやって来ました。

私達が住んでいる家の家主さんは大変良くしてくださる方達で、何か問題があって不動産屋に報告するとすぐに修理を手配して下さるんです。そしてまた、不動産屋がとにかく迅速かつ細やかに対応してくれるので、何かある度に感心するんですけど。

それはともかく、プラマーさんは朝一番に来る予定でしたが、来れなくなったと連絡があって、午後1時半に来ると連絡して来たから待っていたけど来ず、2時間も遅れて3時半頃に来ました。

プラマーのおじさんは非常に疲れた様子で、着ている服には草や泥が付いていて、もうヘトヘトという感じでした。「You are a busy man!」(あなたは大忙しですね!)と言ったら、「今日は働いているプラマーがオレしかいないらしい」とジョークを言いましたよ。

温水器が壊れたという緊急を要する修理の依頼が次々に入って、朝の6時から休み無しで働いているんだと言いました。壊れた温水器を動かして新しい温水器を設置するのは体力もいるし、その人が住んでいるのは随分南の方の街なのに非常に広いエリアを回って来ていました。

今日はこれだけの仕事をして来たんだと写真を見せてくれましたけど、ヘトヘトになるのも分かりました。

お茶かコーヒーを淹れてあげましょうかと私が言ったら、早く終わらせて家に帰りたいからと言って断りました。温水の配管は、繋ぎ目の金具をもっと強く締めただけで終わりましたよ。

うちの夫が言っていた通りでした。どのくらい強く締めたらいいのかが分からないから夫は自分で締めなかったんですけど。

水漏れが続くようだとまた来てもらうことになりますが、今朝見たら1滴も漏れていませんので直ったようです。


実は昨日、ABC放送のニュースサイトで「ヴィクトリア州では建設関係の仕事に従事する技術労働者不足が深刻だ」という記事を読んだばかりだったんですよ。メルボルン都市圏はまだマシで、地方の町では本当に深刻なんだそうです。

特に人手が足りていない業種の一つがガラス屋(ガラス工事業者)だそうです。

ヴィクトリア州北東部の町シェパートン(Shepparton)でガラス屋をやっている方の話が載っていましたけど、人口13万人のシェパートン地域でガラス屋は9人しかいないんですって。

その方は、依頼される仕事をこなすために週90時間くらい働いているとおっしゃるんですよ。9人しかいないガラス屋は、高齢化のために今後5年くらいの間にさらに減る見込みだそうです。

ガラス屋という職業が知られていないことや、重い物を持ち運んだりするし怪我をする危険もあるということで、見習い工になろうという若者が非常に少ないんだそうです。

地方の町では、電気工事屋も足りていません。電気工事屋になるには特別な資格が必要ですけど、電気配線技術を学べるTAFE(職業訓練専門学校)が近くに無いことが人手不足解消の妨げになっています。

増え続ける人口に住宅の供給が追いつかず、住宅価格も賃貸住宅の家賃も高騰が続くヴィクトリア州では、州政府が今後10年間で80万戸の住宅を建設するという目標を掲げたことで、見習い工の確保に苦労している業種では警鐘が鳴らされていると記事に書いてありました。

専門技術の習得が必要な溶接工とか自動車整備士といった業種でも人手不足が深刻だそうですが、若者達にこうした業種に関心を持ってもらう必要があるのはもちろんですけど、関心を持った若者が専門技術を学べる環境が不可欠ですよねえ。

オーストラリアでは、技術労働者は「トレイディー」(Tradie)と呼ばれるんですが、トレイディーは時給が高い職種ランキングで上位に入っているんですよ。

職種によっては学校で専門知識や技術を学ぶ必要があります。オーストラリアでは「アプレンティスシップ」(Apprenticeship)と呼ばれる見習い制度で、資格を持った人の下で見習いとして働きながら学校で専門技術を学ぶのが一般的です。

ハイスクール卒業後に始める人が多いですから、25歳くらいになるともう結構な経験者ということになります。プラマーとか大工さんといった高時給の職種だとその頃にはかなり稼いでいますから、大学を出たばかりの年齢の若者を比べると大卒者よりもトレイディーの方が収入が多くてハッピーである(暮らしを楽しんでいる)という調査結果があるんですよ。

若者に敬遠されがちな職種を表す言葉として「3K」(きつい・汚い・危険)というのがありますけどね、トレイディーの労働環境は決して楽ではないでしょうが、「給料が安い」仕事ではないんです。


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2025年9月2日

運転試験合格とめまい

認知能力の衰えが心配されていたうちの夫の父親ですが、9月2日と聞いていた2回目の運転試験は昨日だったそうです。そして、試験にはなんと合格したんだそうですよ!

「もしかしたら本当に合格するかもしれませんよ」と言っていた私の予言が的中です。

だってね、先日の義弟の誕生日を祝うために家族が集まった夕食会で、初めて補聴器を使っていた父親は、とっても楽しそうでイキイキしていたんですよ。

これまで度々目撃していた、突然放心したように沈黙するなんてことは無くて、終始おしゃべりが弾んでいました。補聴器のお陰で皆んなが言っていることがよく聞こえたからだろうと思いました。

昨日の運転試験でも補聴器をつけていたそうですよ。「補聴器でいいこと尽くめ」という記事に書きましたけど、補聴器を使うことでメンタルヘルスに良い影響があり、そのせいで身体も元気になって、認知機能の衰えも軽減されたらいいこと尽くめです。

これで、懸案だった新車を買うという話が進むだろうと私は思いました。トレーラーを牽引できるトウバー付きのパワフルな車を買いたいとずっと言っていましたからね。トレーラーを牽引して何をしようと思っているのかは知りませんけど。

トヨタのRAV4みたいな車が欲しいということだったんですが、トヨタ車は値段が5万ドル(約500万円)くらいするんです。トヨタ車より安い韓国のヒュンダイ車にするか、もっと安い中国の長城汽車(GWM)の車にするかで悩んでいましたが。

もう新車を買ったんですって!

運転試験に合格した直後に、免許センターから直行で買いに行ったそうです。

買ったのはハヴァル(Haval)というブランドの車で、これは中国の長城汽車のSUV車ブランドです。新車で、欲しかったトヨタ車にそっくりで、半分の値段だったそうです。

いいですけど…

私だったら、中国の長城汽車は買いませんけど。中古車でいいのでトヨタ車を選びますけど。

1回目の運転試験の試験官は気難しそうな人で、失敗するまで1時間も運転させ続けたと父親は不満を言っていましたが、2回目の試験官はリラックスした人で厳しく見ていなかったそうですよ。

まあ、父親の運転のことは、今後も家族が注意して見守る必要があるとは思います。


そんなことより、私は昨日から頭がフラフラして困っているんです。最近ずっと調子が良かったのに。10月の旅行を前にして、自信を打ち砕くイヤなめまいです。回転するめまいではないので耳石が原因ではないです。

実は昨日、うちの息子が東京にあるチームラボという美術館のチケットを予約しようとしていて、面白そうだから私も行こうかと思ったんですよ。

ところが、ウェブサイトに載っている映像を見ただけで吐き気がして来まして、とても私には無理だと思いました。

東京を訪れる旅行者に大変人気のある美術館なんだそうですね。2023年のグーグル検索年間ランキングで、「世界で最も人気のある美術館および博物館」の5位だったと書いてあるのを読みました。

ランキングの1位は皆さんご想像の通りフランスのルーヴル美術館でした。2位は大英博物館だったそうですけど、そういう世界的に超有名な美術館や博物館と肩を並べて5位というのは、ちょっと見てみたいかも…と思ったんですけど。

ウェブサイト見ただけで吐き気がするなんて、実際に中に入ったら頭がグルグル回転し始めて、嘔吐事故および転倒事故は間違いなし。

残念なことです。(泣)


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2025年9月1日

私だと気づかなかった

うちの夫の視力が最近悪化していることについて、「夫の視力の低下」という記事を書いたばかりですが、本当にいろいろなものが見えなくなっています。

つい先日は、晩ご飯のポテトグラタンを取り分けた時に指先にチーズが付いたと教えてもそれが見えなかったし、お昼ご飯を入れて持って行く赤い耐熱プラスチック容器にはニンジンだけじゃあなくてミートソースも残っていたし。ミートソースは赤いから、赤い容器に入っていると見えなかったのです。

目のことは聞いてもなかなか教えてくれないので詳しいことが分からなかったんですけど、昨日うちの娘が家に帰って来たので、久しぶりに4人でテーブルを囲んで晩ご飯を食べていたら、突然夫が自分の目のことを話し始めたんですよ。

先日、義弟の誕生日を祝うためにタイ料理レストランに家族が集まった時のことですが、食事を終えて外に出たのは8時過ぎでしたから真っ暗でした。

真っ暗とは言っても、レストランの照明もありますし街灯も明るいし、普通の視力の人なら足元が見えなくて困るようなことはありませんけど、うちの夫はあの暗さだと見えないはずでした。

ところが、そんなことはすっかり忘れていた私は、レストランの外に出ると一人で駐車場の方に歩き始めたんです。ふと振り向くと、玄関を出たところで夫と父親と他にも何人かが止まって話をしていたので、何の話をしているんだろうと思った私は戻ったんですよ。

その時、夫には向こうから誰かがレストランの方に向かって歩いて来るのが見えたそうですが、それが私だとは分からなかったんですって。黒いコートを着ていたから、見えたのは顔だけかもしれません。近づいて来たその人が話す声で、それが私だと気づいたんです。

これには、夫も少しショックだったようです。

うちの息子は、自分がいつもとは違う服を着ているとお父さんは自分だと気づかないことがあると言います。夫は、ついに人の姿や顔の認識が難しくなって来たようです。


本を読むことは困難でも、文字を読むことは出来るんですよ。スマートフォンの小さな画面でも文字は読めるんです。それは専門医も驚くほどよく読めるんです。

左右の目の網膜の視細胞がまだ生き残っている部分は場所が異なりますからね、それぞれの目の見える部分で補いながら物を見ていますから、本人が言うにはちゃんと見えているつもりなんだそうです。十分な明るさがあればの話ですけど。

これは今年1月に撮ったうちの夫の眼底の写真ですが、黒く見えるのが視細胞が死んでしまって何も認識出来ない部分です。8ヶ月経っていますから、現在はもっと黒い部分が広がっていると思います。


黒い斑点の間にある視細胞が生き残っている部分を駆使して見ているわけですが、偶然両方の目の視細胞が死んだ黒い部分に像が結ぶ場合があるわけで、その場合は見えているつもりでも見えていない物があるという状態になるのです。

先日、YouTubeでビリヤードの動画を見ていたら、打った球が突然テーブル上から消えたり、思いもよらないところから突然現れたりして驚いたそうなんですよ。非常に奇妙な経験だったそうです。

今年の3月に、夫の父親と中国人の奥さんが引っ越して来た家で卓球をした時、夫はラケットにボールを当てることが出来なかったんですけど、あの時はボールが見えないと言いました。

動くものは特に見えにくいようですし、薄暗いとほとんど見えていませんから、薄暗い道路を歩いていてネズミが目の前を横切ったのが見えなかったのは当然です。

こうして、徐々に見えなくなって行くというのは、どんな気持ちなんでしょうね。気の毒ですけど、どうしようもありません。

今はまだ読めている文字が、そのうち読めなくなります。文字がまだ読めていても、人の顔が認識出来なくなったら仕事を続けるのは難しいでしょう。自分で判断して辞職する前に、視力のせいで大きなミスをして解雇される可能性もありますよ。

いずれにしても、仕事を続けられなくなる時が近づいて来たなと感じます。


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