2026年9月22日

人工視細胞が開発されたそうです

土曜日に、新しいメガネを作ってもらうために視力検査を受けた際に眼底検査も受けたうちの息子が、網膜に異常が見つかったので専門医の診察を受けるようにと言われて落ち込んでいたことを話題にしましたが。

うちの夫には遺伝性の黄斑変性「スターガルト病」という病気があるのでね、その病気が遺伝している可能性があるわけです。遺伝していたら、自分もいずれ目が見えなくなるということなので、息子はショックを受けたようなんですが。

検査をしてもらった検眼医は、うちの夫もいつもお世話になっている方で夫の病気をよく知っていますから、もしも息子の網膜の異常が「スターガルト病」の始まりなら、その検眼医には分かるはずだと夫が言いまして。

専門医の診察を受けろと言ったということは、「スターガルト病」だと確信が持てなかったということだと思うので、「スターガルト病」ではない可能性もあるわけですよ。それで、息子はいろいろと自分で調べたようです。

そして、考えられる他の可能性を知って、現在は少し元気が出ています。仕事にも行っています。同じ部署で働く仕事仲間の2人にきっとその話をしたでしょうから、話すことでストレスは軽減しますしね。

まあとにかく、専門医の診察を受けないことには何も分からないので、今から心配し過ぎてもどうしようもありません。もしも「スターガルト病」が遺伝していたと分かっても、見えなくなる時に備えること以外に何も出来ないというのが現実なので、気の毒ですけど覚悟しておく必要はあります。

しかし、希望がないわけではありませんよ。遺伝性ではなくて老化に伴う黄斑変性は珍しい病気ではありませんし、網膜の視細胞が傷む病気はいろいろあります。そうした病気のせいで視力を失う人は世界中に大勢いるのです。それは、治療法の研究が進められているということでもあります。

実際、老化に伴う加齢黄斑変性の場合は、種類によっては治療法が開発されていて進行を遅らせることが出来るそうですし、先日は視細胞の代わりとなる人工視細胞が開発されたというニュースを読みましたよ。

その人工視細胞は、直径40マイクロメートル(1マイクロメートルは1センチの1万分の1)ほどの微小な装置だそうですが、太陽電池と炭素製の電極を搭載しているんですって。ちょっと想像が出来ない小ささなんですけど、それを網膜に移植するのです。

そして、この人工視細胞に光が当たると太陽電池が発電し、電極が駆動して電気信号を生み出し、視細胞に似た振る舞いをするんだそうです。これにより、視力の回復が期待できるということなんですよ。

うちの夫の目は、網膜の中心部「黄斑」周辺の細胞がほとんど死んでいますから光すら感じませんので視野の中心部分は黒くなっているそうですが、この黒い部分は今後大きくなって行くわけです。

全盲に近い状態になる視野の中心部分で、ぼんやりとでも物が見えるようになれば、日常生活に大きな助けになります。

この人工視細胞は10年くらいで臨床研究に進むそうですから、まだ若いうちの息子はもとより、うちの夫だってこの人工視細胞の治療を受けられる可能性があるわけじゃあないですか?

少しでもポジティブに考えて欲しいと思っています。もしも見えなくなることが確定したら、まだ見えるうちにやりたいことを出来るだけやって人生を楽しむことですよ。


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