うちの夫の叔父さんが舌がんになった話を、昨年からこのブログで何度か話題にしましたので、皆さんの中には覚えていらっしゃる方もいると思います。
叔父さんはうちの夫の父親の弟なんですけどね、年齢は私と同じくらいなんですよ。夫と叔父さんは年齢が近いので、子供の頃から親しい仲だったそうです。
昨年9月に1000キロ運転旅行をした時に
叔父さんの家に泊めてもらったのですが、その時に叔父さんが首の腫れが気になっているとか上向きで寝ると舌が喉を蓋するような感じになって息が出来なくなるとか言いました。
見ると、首の腫れというのは脇の下辺りまで膨らんでいたので、素人が見てもリンパ節に問題が起きていると分かるわけですよ。舌が喉を蓋すると言うんですから、舌に悪い物が出来ているんじゃあないかと誰でも思うでしょう。
叔父さんは、何ヶ月も前から首の腫れが気になっていたそうなんですが、医療事情の良くない場所に住んでいる上に医者嫌いだったために診察を受けていませんでした。その間に腫れはどんどん大きくなっていたわけです。
一日も早く医者の診察を受けてくれと、うちの夫は言いました。旅行から帰って泊まらせてもらったお礼の電話をした時にも、医者に会うようにと念を押していました。
叔父さんはすぐに医者に予約を入れたそうですが、医者不足のために何週間も待たされてやっと診察を受け、検査をしてもらうまでさらに何日も待たされました。
やっと検査をしてもらって、数日後に会った医者は検査結果を見てすぐにメルボルンの病院の専門医に会うようにと照会状を書いてくれて、今度は何日も待たされずにその専門医の診察を受けることが出来て、舌がんが首や脇のリンパ節に転移していると分かったのが11月のことでした。
治療はすぐに始まりました。がんの切除手術は受けないことになったので相当進行していたんだろうと思いました。がんは喉にも広がっていることが分かって、家族は悲観しました。もっと早く医者の診察を受けていれば良かったのにと悔やまれてなりませんでした。
7週間に渡った放射線治療と抗がん剤治療が終わったのは、お正月頃でした。話すことが出来なくなり、飲食も不可能になったので胃ろうになり、げっそりとやせ細って体力も無くなっていた叔父さんは、自力で家に帰ることが出来ませんでした。
叔父さんの家はメルボルンから電車とバスを乗り継いで片道6時間もかかるペンズハースト(Penshurst)という小さな町にあるんです。奥さんが車でメルボルンまで迎えに来ることが出来なかったので、うちの息子が私のカローラを運転して夫と一緒に送って行ったんですよ。
うちの夫は遺伝性の黄斑変性「スターガルト病」で目が見えなくなって来ていますので車の運転が出来ませんからね。私が運転して行く覚悟でしたが、息子が行ってくれたので助かりました。目がまわる問題がある私には、長距離の運転は不安なので。
まあとにかく、私達は叔父さんがもう長くは生きないだろうと覚悟していたんです。
放射線治療と抗がん剤治療が終わってから3ヶ月が経ち、先日CT検査を受けたそうです。その結果、がんがあった場所にがんは見つからなかったんですって。
がんが消えたあ?
CT検査では2か所だけ不明な部分があったそうです。何らかの傷か、もしかしたらがんか、判断出来ないので生体組織検査をするそうです。
もしもがんだと分かれば、再び治療をするんでしょうけど。
話すことが出来なくなっていた叔父さんですが、現在は普通に話せるようになっています。口からの飲食も出来るようになったので、もう胃ろうはしていません。食べる時には水やお茶などの水分が必要だそうですけど。
がんの治療法というのは、私達が知っていた以上に進んでいるみたいですね。
ある知り合いの奥さんが乳がんになった時には、その知り合いの方はずいぶん悲観されていました。お母さんを乳がんで亡くされていたからです。しかし、奥さんは治療を受けて、今も大変お元気なんですよ。
夫の叔父さんは、体重も増え、体力も戻って、バスの洗車&クリーニングの仕事にも復帰しました。その仕事のために、毎週片道6時間かけてペンズハーストからメルボルンに通っています。以前と同じ暮らしに戻ったわけです。
もうホントにびっくりですよ。
お帰りの前に
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