2024年12月18日

受刑者逃亡で警察出動

うちの娘が「フォレンジック・ディサビリティー・サービス」(Forensic Disability Services)で研修を行っていることは、このブログでも度々話題にしています。

「フォレンジック・ディサビリティー・サービス」というのは、精神的な障害や知的障害のある犯罪者にサポートや治療を提供するサービスなんですが、サービスにも種類がいろいろあるそうです。

研修を行っている施設の一つは刑務所みたいな施設です。知的障害のある性犯罪者を収容しています。その施設がある場所には別の施設もいろいろあるんですが、犯罪者を対象とする精神病院もあるんです。

昨日は、その精神病院から患者である犯罪者が脱走したということで、うちの娘にも緊急連絡メールが来たそうです。

脱走した患者の犯罪者は人を襲う可能性があるので、建物を出て駐車場の車に向かう時には厳重に注意しろという内容だったそうですよ。

「フォレンジック・ディサビリティー・サービス」というのは、サービスを提供する対象が犯罪者ですからね、事件は度々起きるんです。昨日のように施設から脱走したとか、施設内で暴れたとか、スタッフや別の患者を襲ったとか。

フェンスと厳重なゲートで囲まれていますから、外の一般社会に逃げるのは困難なはずですが、逃げた人もいるんですよ。


「就職面接があるそうです」という記事にも書きましたが、うちの娘は犯罪者相手の仕事はしないと言っていたのに、結局は「フォレンジック・ディサビリティー・サービス」の求人に応募しました。

面接は上手く行ったそうです。今週中には結果が出るそうですけど。

性犯罪者を収容している施設でスタッフが襲われるのを目撃した時には衝撃を受けて、大学院卒業後の進路として犯罪者相手の仕事はしないと言っていたんですけどねえ。

応募した仕事は、その施設でやっている仕事とは違う内容だそうですが、いずれにしてもカウンセリングを行うクライアントは犯罪者なんですよ。知的障害やメンタルヘルスの問題のある犯罪者達です。

虐待やいじめ、搾取の被害者でもある彼等が社会復帰するのを助けるために、カウンセリングをするのが仕事です。

病院とか心理クリニックとかでの仕事と両立することは出来ないので、採用の通知が来たらこの仕事を選ぶと言っています。娘は将来的には警察で働きたいらしいんですけどね。

危険のある職場というのは、やはりお母さんとしては少し心配です。


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