うちの夫が中国語を勉強しているから!
夫が勤めるツールショップは、チャイナタウンとも呼ばれるボックスヒル(Box Hill)という街に近いこともあって中国人のお客さんが多いんです。
それで、何年か前に中国語を勉強して日常会話のフレーズが喋れるようになり、そのおかげで中国人のお客さん達に好印象を与えることが出来たなんてことがよくあったんですけど。
勉強をやめたらすぐに忘れてしまいました。それに、現在は中国語が話せるスタッフがいるので、英語が苦手な中国人のお客さんが来るとその人に任せるそうなんです。
ところが、最近そのスタッフが病気で休むことが増えていて、60歳を超えている方なので退職を考えているとかで、夫は再び中国語の勉強を始めたのですよ。
夫が使っているのは「ピンズラー」(Pimsleur)というアプリです。この名前なんですけど、日本ではピンズラーと呼ばれているようですが、実際にはピムズラーに近いんですよ。エム(m)の発音なんですからピンズラーではないんです。
それはともかく…
ピムズラー式外国語学習は、「聴く、マネする、質問に答える」をひたすら繰り返します。つまり聞くことが基本です。うちの夫は耳がいいのか、この学習方法で驚くほど外国語を喋れるようになるんですよ。人並み以上の記憶力も助けになっているとは思いますけど。
何年か前、ドイツへの旅行を計画した時には、毎日時間さえあればピムズラー式ドイツ語学習を続けて、瞬く間に日常会話が出来るほどになりました。英語話者にはドイツ語は簡単だとも言っていましたけどね。
しかし、新型コロナのためにドイツ旅行は夢と消え、覚えたドイツ語も忘れてしまいました。
中国語も一時は日常会話のフレーズが喋れるようになっていたんですから、今回2回目の学習は順調に進んでいるようです。どのくらい上手なのかは私には分かりませんが、中国人のお客さんに通じる発音のようです。
「アジア人のお客さんにいきなり中国語で話しかけているんじゃあないでしょうね」
「それは気をつけていますよ」
「私はしょっちゅう中国語で話しかけられるけど気分悪いわよ」
「中国語で話しかけて日本人と分かったら日本語に切り替えますよ。そうすればもっとスゴイでしょ」
夫は楽しんでいるようです。
今朝も仕事に出かけるまでずっとピンズラーを聞いて中国語を話していましたが、「ナントカカントカ、サイチェン」と言いました。「サイチェン」は私も知っていますよ。「さようなら」という意味ですよね。
しかし、夫がそのフレーズを繰り返しているのを聞くと、「サイチェン」ではないんです。実際にはもう少し微妙な発音で「サイチェン」と「ザイジェン」の間の発音です。きっとネイティブに近い発音なんでしょう。
ところで、夫はロシア語の勉強も始めたそうです。ツールショップにロシア人のお客さんは来ないと思うけど、どうしてロシア語を?
「Just in case we lose」(万一負けた時に備えて)と言いました。そういうジョークをすぐに思いつくのは大したものです。
ところで、私も以前ピムズラー式に挑戦したことがあります。ドイツ旅行を計画した時に、ルーブル美術館見学のためにフランスのパリにも行く予定だったので、私はピムズラー式フランス語学習を始めたんですが、私には難し過ぎました。
聞き取った音を真似することで学ぶのは、私には難しいようです。記憶するのに、私にはビジュアル(視覚的イメージ)が必要です。
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