あとは臨床心理士としての資格取得の申請書を提出するだけだそうです。
レストランのアルバイトも、クリスマス前の金曜日を最後に辞めたんだそうです。マネージャーやシェフに惜しまれての退職です。ウェイトレスとしてだけでなく、忙しい時には調理場スタッフとしても働く娘を大いに評価していたシェフは、最後にお別れのハグをしてくれたと言っていました。
翌日のクリスマスには家に帰って来て、私達と一緒に義弟(うちの夫の弟)の家に行ったんですが、お正月までは我が家で家族と一緒にゆっくり過ごすのかと思ったら、その日のうちに住んでいるシェアハウスに帰ってしまいました。
庭や畑の水やりをしなくてはいけないとかでね、シェアハウスの5人の住人のうち4人が旅行で家にいないので、旅行の予定が無かったうちの娘が家に残ることにしたんだそうです。
シェアハウスで一人きりになった娘は、水やりやジャングルのようになっている家の周りの草取りを頑張っていたそうなんですが、一昨日に電話をしたら何だか元気がなかったんですよ。
2回目の就職面接が上手く行かなかったことも元気がなくなった理由の一つのようでしたが、臨床心理士になるための8年がかりの勉強が終わったことで、達成感よりも喪失感のようなものを感じているんだそうです。
特に最後の2年間はアルバイトと勉強に追われて大変忙しく、毎日いろいろな人に会い、研修が始まってからは良いこと悪いこと毎日いろいろな出来事が起きて、刺激に満ちた日々だったわけで。
それが今、何もかも終わってしまって暮らしが空っぽになり、シェアハウスでは一人ぼっちになって、精神状態が良くないとか言うもんですからね、昨日私は娘に会いに行って来たんです。
現在住んでいるシェアハウスは、以前日本人の方達と住んでいたシェアハウスとは雲泥の差と言って良い、大変素敵な大きな家です。
このシェアハウスは、「地球環境に配慮した暮らし方」とか「自給自足」「プラスチックごみ削減」といったことに関心のある人だけが住めるシェアハウスで、娘がスーパーのごみ廃棄コンテナからまだ食べられる食品を集める活動を一緒にやっているのもここの住人達なんですけど。
家の周りに畑を作っていろいろ栽培しているのはいいんですけどね、雑草が茂り過ぎて、家の周りがスゴイことになっているんですよ。たくさん植えてある植物も茂りに茂って、ジャングルのようになっていました。
前庭の半分は、育ち過ぎたアロエのジャングルですよ。見たこともないほど巨大なアロエが前庭の半分を覆っています。西部劇に出てくるようなサボテンも生えていました。ウィステリア(フジ)は屋根の下に入り込む勢いです。
もうね、小さな手道具なんかでは太刀打ちできませんよ。地球環境に良くない道具だとしても、エンジン付きの草刈り機とかチェーンソーとかトリマーとか、そういうパワーツール無しではとても手に負えません。娘もそれは分かっていて、自分のお金で「ウィッパースニッパー」という刈払機を買おうと思っているそうです。
住人達が旅行から帰って来たら、住人全員と友人知り合いできるだけ大勢を集めて一気に取り組む日でも設けないと、もうコントロール出来なくなります。
うちの夫はあらゆる道具を持っていますからね、娘が頼めば手伝いに行くでしょうけど、今は時間がありません。今週の木曜日から3日間の休暇を取るそうですが、それは舌がんの治療を受けている叔父さんを助けるためです。
娘と私は、ひとしきり草取りや外掃除の話をした後、公園に散歩に行ったりして半日を過ごしました。そうしているうちに、シェアハウスの住人達が一時帰宅したのでにぎやかになり、娘は元気が出たようでした。
一緒に住んでいる人達とは親しい関係になっているので、シェアハウスでの暮らしはとても気に入っているそうです。一人暮らしではないというのは、こういう良いことがありますね。メンタルが落ち込みかけている時には、一人暮らしだと孤独を感じて余計に落ち込みやすいですからね。
今日はアンブローズの飼い主だったLさんと会うそうです。Lさんは親しい友人で娘のメンター(指導や助言をしてくれる立場の人)でもあります。大晦日には、これまで勤めていたレストランのマネージャーさん宅でのニューイヤーズ・イブ・パーティーに呼ばれているそうですから、さらに元気が出るでしょう。
元気が出たら、また仕事探しですよ。先週の面接の結果は今日か明日には分かるそうですが、本人は上手く行かなかったと言っていますから採用されないでしょう。就職先が決まるまでは、草取りを頑張れと言っておきました。
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