例の「中国人の詐欺に引っかかった」件ですが、私がペイパル(PayPal)のウェブサイト上で詐欺業者の「Aussie Wear」に対して起こした異議申し立てがクレームにエスカレートされて以来、詐欺業者からは何のメッセージも反応もありません。
詐欺業者側に立ったペイパルが、詐欺業者が違法に指定したオランダの住所に商品を返品しろと指示して来てからは、ページ上でのやり取りは私とペイパルとの間だけになっていますが、
これが全く意味が無いんですよ!
異議申し立てがこじれてクレームにエスカレートしたら、ペイパルは調査をして結論を出すと言っていますけど、調査をするスタッフなんていないんですよ。アルゴリズムに基づいて機械が自動的に処理しているだけです。私が異議申し立てのページに書いていることを誰も読みもしていないというのは、そういう理由からでしょう。
ペイパルから違法な指示が来た時にですね、私は商品の返品なんてしませんよと返事を書きたかったんですが、返品に利用した配送会社名とトラッキング番号を書くフォームが表示されて何も書き込めなくなったものですから、そのフォームのコメント欄を使って返事を書こうと思いました。
トラッキング番号を書く欄には「NotApplicable」と書いたんですよ。「該当なし」という意味です。「Not Applicable」と間にスペースがあっても「Not-Applicable」とハイフンでつないでもダメでしたけど、「NotApplicable」なら大丈夫でした。
配送会社名も書かなくてはフォームを送れないので、私にとっての唯一のオプションである「オーストラリア郵便」を選び、コメント欄に返品を拒否する理由と「Aussie Wear」が詐欺業者である件を再び説明したんですけど、ペイパルからどんな返事が来たと思います?
「返品に関する情報ありがとうございました。この情報を販売者側とシェアします。商品が届いたことが確認できたら連絡しますのでお待ち下さい」
機械が自動的にやっているんですよ!
異議申し立てのプロセスに問題がある場合、ペイパルにオンラインで相談できるんですが、対応するのはAI(人工知能)すなわち機械です。機械相手のチャットみたいなものですから話になりません。
ペイパル・オーストラリアの本部に苦情メールを送りましたけど、昨日返事が来ました。私がペイパルの対応についてACCC(オーストラリア公正取引委員会)に報告した件については適切なルートを通して対応するということと、「Aussie Wear」とのトラブルについては10日以内にメールが来るということが書いてありました。
ところで、詐欺サイトの件を調査報道したABC放送のチームが作ったらしいフェイスブックの「Aussie-Wear.com」ページにコメントを書き込んだら、それに対してコメントを書いてくださった方がいました。
その方は私と同様の被害に遭って、詐欺業者に指示された通りにオランダの住所に返品したんだそうですよ。6週間経った今もまだその住所に届いていないそうですが、ABC放送の調査レポートが報道された後、ペイパルに電話をしたんだそうです。
こういうのに電話をすると長時間待たされるのが普通ですけど、この方はどのくらい待たされたんですかね。とにかく電話が通じて人間のスタッフと話が出来たそうで、返金してもらえることになったんだそうですよ。
詐欺業者の「Aussie Wear」が返金するわけがないので、ペイパルが払うんでしょう。オランダへの返品にかかった費用もペイパルが補塡するという話になったそうです。
その方が返金してもらえることになったのなら、当然私も返金してもらえるはずです。
10日以内にメールが来ると言うんですからそのメールを待ちますけど、良い結果にならなかったら私も電話をしてみます。
さて、ここまでの経験から私の意見を言わせてもらいますとね、違法なことをやっている売り手を相手に異議申し立てをしても、機械が自動的に処理するだけですから時間の無駄です。
機械相手のチャットみたいなオンライン相談も、機械は複雑な事情を理解してくれませんからやる意味がないです。
人間を相手に相談しないとダメですよ。直接本部にメールを書くか電話をするかして相談するべきでしょう。多くの利用者がこれをするとペイパルは対応しきれないので機械を使っているんでしょうけど、機械まかせのシステムは詐欺業者に好都合なだけです。
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