昨日は11月の第一火曜日でしたから、毎年記事に書いていますけど、例の「メルボルンカップ」競馬の日でした。普通の会社は休みですが、夫が勤めるツールショップは営業しましたので仕事でしたがね。
メルボルンのフレミントン競馬場の3200メートルコースで行われる競馬のことは、毎年記事に書いておりますので、詳しいことはそちらでお読みください。(11月の第一火曜日)
前日には市内でパレードなども行われますが、多くの子供達も参加しますし、競馬・賭け事・賭博…なんていうイメージとはかけ離れた、要するに「お祭り」です。
今年の「メルボルンカップ」は、前日から断続的に降り続いていた雨が朝から大雨になり、時々雷が鳴って土砂降りになったりして、道路が水に浸かったり競馬場近くの駅が水没したり、ドレスアップした人々は大変な目に遭ったようです。
しかし、この日のために衣装やピクニック(主に酒を飲むことが目的)を準備してきた人達は、あの程度の土砂降りでは挫けないんですねえ。酔っぱらい達の悪態醜態は、今年は水遊び・泥遊びというのも加わっていましたが、例年に比べると酔っ払い度が少しはマシだったようです。(ホントか?)
さて、今年の「メルボルンカップ」ですが、レースの時だけは晴れてお日様も出ましてね、大雨の中を泥を蹴散らして走るようなことにはなりませんでした。そして、レースは、ついにドバイの首長シェイク・モハメド(Sheikh Mohammed)の馬「クロスカウンター(Cross Counter)」が勝ったのです。
シェイク・モハメドがサラブレッドのオーナーブリーダーであることは有名です。この方が中心になって設立した、競走馬の生産・管理・調教などを行うゴドルフィン(Godolphin)という組織があるそうで、昨日勝ったクロスカウンターという馬もゴドルフィン所属ですが、シェイク・モハメドさんの馬と言ってもいいでしょう。
この方は、これまで20年も「メルボルンカップ」に挑戦し続けてこられました。ドバイのエミレーツ航空は、長年「メルボルンカップ」のスポンサーでもありました。
そして、やっと、ついに、勝つことができたんですね。
首長様は、さぞお喜びのことでしょう。
私も、年に一度のことですからレースはテレビで観ましたが、レースの終盤近くになっても、この馬クロスカウンターは何と最後尾にいたんですよ。ビリッけつ!
第4コーナーを回って最後の直線に入った時点では、後ろから4番目くらいだった。
あの位置から勝つとは思わなかったわ!
CROSS COUNTER reigns supreme in the Lexus #MelbourneCup. @godolphin have done it at last! pic.twitter.com/wdCbNswqCi— Racing.com (@Racing) November 6, 2018
すごいスタミナというか、持久力というか、3キロ走った後でのあの追い上げは、まるでディープインパクトみたいだったと、この英国からやって来た馬を褒めたいですね。
さてさて…
これも毎年のことですが、動物愛護団体が競馬は動物虐待であると抗議して、ニュースなどでもそれを取り上げていました。毎年多くの競走馬が「生産」されて調教され、そのうちの一部の馬だけが競走馬としてデビューし、そのうちの一部の馬だけが種牡馬や繁殖牝馬として大事にされますが、「生産」された馬のほとんどは殺処分されるわけです。
昨日の別のレースでは、一頭の馬が負傷のために安楽死させられました。
人間の娯楽のために「生産」され、殺される多くの馬たち。これを動物虐待であると抗議しているのですけど、この理論からすれば食肉生産は全部虐待だし、盲導犬のようなサービスドッグ(障害者の耳・目・手足の代わりとなるように訓練を受けた犬)も虐待になるんじゃないんですか?
まあね、盲導犬パピーのモリーを育てた時、何度も「かわいそうだ」と思うことはあったけどね。
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