2018年9月13日

今日は「R U OK?」の日

オーストラリアでは、9月の第2木曜日は「R U OK?」の日です。

毎年このブログでも話題にしていますが、「Are you OK?(R U OK?)」とは、体調を崩しているのではないかと思われる人に「大丈夫?」とたずねる時のフレーズです。

「R U OK?」という自殺予防キャンペーン運動をおこなっている非営利団体は、2009年にギャヴィン・ラーキン(Gavin Larkin)さんによって設立されました。1995年に自殺した父親の苦しみに気づき、助けてあげられなかったことを悔やんだことが、この運動を始めるきっかけになったそうです。

「R U OK?」の設立後、ギャビンさんにリンパ腫が見つかりました。ちょうど同じ頃、12歳の息子さんには脳腫瘍が見つかりました。お二人ともすでに亡くなられていますが、ギャビンさんが始められた「R U OK?」運動のメッセージは広がっています。

本ブログの記事に度々書いていることですが、心の病気に苦しむ人にとって誰かに「大丈夫?」と声をかけられることは大きな意味を持ちます。苦しみを誰かに理解されることで得られる苦しみの軽減、声をかけられたことがきっかけで治療を受けることによる病状の軽快など、心の病気は周囲の人々の理解とサポートが大きな影響をもたらすのです。

あなたの家族や友人や仕事の同僚の中に、最近元気がない人や心の病気に苦しんでいる様子の人はいませんか?あなたが「Are you OK?」「大丈夫?」と声をかけることで、一人で苦しんでいるかもしれない誰かを救うことができるかもしれません。

以下は、「R U OK?」のウェブサイトからの引用です。


1.まずあなた自身を見てみましょう

あなたが苦しんでいる誰かの力になれるだけの精神的なゆとりがない場合や、その人にとって自分は適切な人物ではないと思うなら、他の誰かを考えてみてください。あなたが声をかけることができなくても、それはそれで良いのです。

2.準備をしましょう

あなたは、心からその人のことを助けたいと思っていますか?
じっくりと話を聞いてあげる準備ができていますか?

「大丈夫?」とたずねて「大丈夫じゃない」という返事だったらどう対応しますか?

あなたが、その人の問題を解決できるわけではありません。もしかしたら、その人はまだ話せる準備ができていないかもしれません。あるいは、あなたには話せないかもしれません。そういうこともちゃんと理解しておきましょう。

たずねる時は、他人に邪魔されない静かで落ち着いた場所を選びましょう。話をするのに適した時間を選ぶことも大切です。じっくりと話を聞いてあげられるだけの時間を準備しておく必要があります。

3.「大丈夫?」とたずねてみましょう

リラックスして、フレンドリーなアプローチでたずねてください。

「最近何かあったの?」「何か起きているの?」と、相手の言葉を引き出せるような質問をしましょう。あなたがその人のことを気にかけるきっかけになった具体的なことを話題にしてみましょう。例えば「最近あまり喋らないけど何かあったの?」のように。

4.話したくないと言われたら

もしも話したくないと言われたら、それを受け入れましょう。そして、あなたがその人の変化を心配していること、気にかけていることを伝えてください。その人と対立するような状況にならないようにしてください。その人を批判してはいけません。

「話したくなったら電話してね」とか「私じゃなくて誰か他に話を聞いて欲しい人がいる?」とたずねてみるべきかもしれません。

5.話を聞きましょう

その人が話し始めたら真剣に聞きましょう。途中で話をさえぎるようなことは避けてください。批判したりあなたの意見を言ったりせずに、話を聞いて理解してあげましょう。

話をしながら考える時間が必要な時は、黙ってじっくりと待ってあげましょう。

具体的な質問をして、できるだけ詳しく話を聞きましょう。その人が話したことをあなたの言葉で反復することで、あなたがちゃんと聞いていることを知らせ、あなたが聞いて理解したことが正しいかどうかを確認します。

6.どう対応するかを一緒に考える

以前同じような状況にあった時、どのように対応したのかたずねましょう。
その人の力になるために、あなたに何ができるのかをたずねてみましょう。
その人が今、自分のためにできることはないか、何か楽しいことやリラックスできることがないか、たずねてみましょう。

あなた自身が似たような状況にあった時に、こんなことをしたら助けになったというような経験を話してみるのも良いでしょう。

2週間以上気持ちが落ち込んでいるような場合は、医療の専門家に相談することを勧めましょう。医療の専門家に対して肯定的な態度で話してください。医者なりカウンセラーなり、相談する人を探す手伝いをすると知らせば、その人にとって大きな力になります。

7.その後

話を聞いた後、しばらくして連絡を取ってください。
その人がとても苦しんでいる場合は、できるだけ早めに連絡を取ってください。

「この前あなたの話を聞いた後ずっと気にかかっているんだけど、どうしてるの?」「少しは良くなった?」と、その後の状況を聞きましょう。状況が改善したか、もっと上手く対処できるようになったかもしれません。

その人が何も行動を起こしていなくても、批判してはいけません。今は、あなたに話をするだけで精一杯なのかもしれません。

連絡を取り続けてあげてください。その人があなたを必要とする時には、支えてあげてください。

誰かが自分のことを本当に気にかけてくれていると分かるだけでも、苦しんでいる人にとっては大きな救いになります。


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