2017年11月18日

私達の家は物置か

うちの夫が地元のライオンズクラブのメンバーだった頃、夫はコミュニティーマーケットの運営に取り組んでおりました。

その様子は、私の目にはちょっと熱心過ぎる様に見えていたのですが、次第に「ちょっとやり過ぎ的」からはっきり言って「躁状態的」な一人で頑張り過ぎな感じになりまして、私は心配したものです。

その後、ライオンズクラブのメンバー内のゴタゴタがもとでクラブを辞めてしまいましたので、マーケットの運営はクラブの有志メンバーが引継ぐことになりました。

ところが、

マーケットの開催に必要なテントやテーブルや椅子や看板や旗や横断幕や、道路に突き立てる標識や、その他いろいろなマーケット関連の装備や備品のあれやこれやが、ずう〜っと私達の家に置いてあったんです。

それらを当日持って行くのは、いつまでたってもうちの夫の仕事。朝の5時に起きてマーケットが開かれる小学校まで持って行くのですよ。そしてその後仕事に行くという…。

マーケット終了後は、運営チームのおじさん達がそれらを全部私達の家に持って来ます。そして、仕事から帰宅した夫がまたガレージにしまっておくんですが、私がいつも車を停めているカーポートの半分はマーケットの標識で一杯だったのです。

うちは物置か!

一体いつまで私達の家を物置代わりにするんだよ!

夫は気にならないのか、どうでもいいのか、クラブの人達とこの件について話をする気配もなく、私が頼んでも話はしてくれず、毎月第3土曜日になると早朝の荷物運びを当然のように行い、午後には誰かがいつの間にか大量の荷物を我が家に持って来る…と、これがもう数カ月も続いていたわけです。

日頃から…と言うか、もう20年以上も、家の中を散らかして片付けない夫に不満が溜まっている私は、ゴミ屋敷状態で足の踏み場もないガレージをさらに侵入不可能状態にしている原因であるこれらマーケット関連装備や備品を日々見るたびに、ムラムラふつふつと怒りが沸き起こりまして、もう夫がなんとかするのを待っていても埒が明かないという結論に至りました。

それで、送ったんですメールを、ライオンズクラブのマーケット運営責任者のTさんに。

夫に相談なんかせず。

メールは、もちろん非常に丁寧な文章で、何ヶ月にも渡って我が家を物置代わりにしていることを責めたり不満を述べたりはせず、しかし断固として「もういい加減あの大量のモノをどこかに持って行ってちょうだい!」という気迫を行間ににじませました。

しかしねえ、こういうことを夫の知らないところでコソコソとやっていると罪悪感を感じてしまう私は、昨晩夫に告白したのです。

「私ねえ、昨日Tさんにマーケットのことでメールしたのよ」
「Tさんって、どのTさん?」
「ライオンズクラブのTさんよ!マーケットの荷物を一体いつまでうちに置いておくのか教えてくださいと…」
「なんだ、そのことなら、明日が最後だよ」

明日(つまり今日)は第3土曜日でマーケットの日。荷物は全て我が家から持ち出され、その後うちへ戻って来ないらしいのです。

そんなことなら、Tさんにあんなメールを送る必要もなかったな。

でも、待てよ…

「明日のマーケットの日が最後になるって、アナタいつから知っていたのよ」
「昨日だったかなあ、いや一昨日だったかなあ、連絡が来た」

そりゃ、私のメールのせいだよ!

私のメールで、いつまでも私達の家を物置代わりに使い続けるわけにはいかないと気づいてくれたのよ!

やっぱりねえ、他人の良識を当てにして黙って我慢していちゃあダメなんだわ。ちゃんと意思表示しなくちゃあ物事は解決しないのです。

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