2017年11月28日

親は母国語、子は英語

子供たちをバイリンガルにしたいというのと自分が話し易いということで、私は、家ではほとんど日本語で話しかけてきました。

今でも、85%は日本語を話していますが、子供たちの日本語の語彙がしれているので、小難しい話になると「英語で言って!」と言われます。

難しい話になるとですねえ、今度はこっちの英語の語彙に問題があってなかなか議論が進まない、なんてこともあるのです。夫と子供たち3人が盛り上がっているというのに、会話についていけないこともあったりして。(泣)

それでもね、日常会話は、皆自分が話しやすい方の言葉で話していてちゃんとコミュニケーションができているわけですが、こういうのは我が家に限ったことではありません。

ヴィクトリア州では、昨年の統計によると26%の人が家庭で英語以外の言語を話しているそうです。多いのは中国語、イタリア語、ギリシャ語、ベトナム語、アラビア語、広東語、…と続きますが、その言語の種類がすごいです。

しかしね、よく聞くのですが、

子供世代はどうしても英語のほうが得意になるため、親世代が英語をある程度理解できる場合は、他の言語で話しかけられても英語で返すようになるので、会話力をなくしていきます。

親世代が英語ができないとか、あるいは英語を理解しない祖父母世代が同居している場合は、必要に迫られますから会話力を保ちやすいのでしょうがね。

私が最近よく行くスーパーの ALDI は、移民が多く買い物をしていますから、いつ行っても英語以外の言語で会話をしている人達を見かけます。最近、欧州製クリスマス商品がたくさん並んでおりまして、おばあさんと娘さんが一緒に買物をしているのを度々見かけたのですが、とても面白かったですよ。

おそらくクリスマスには大勢の家族が集まるのでしょうね。おばあさんには、買うべきものがたくさんあるようで、娘さんにあれこれ言っているのが聞こえてきますが、それは私の知らない言葉。

すると、娘さんは時々私の知らない言葉を交えながらもほぼ英語で答えている。「マーマ」とか「ママーア」というのは、「お母さん」と呼びかけているんだなと思う。

おばあさんは、再びゴニョゴニョ知らない言葉で話している。時々英語が混じったりもする。

いいなあ、こういうの!

うちの娘も私には英語で返してくるけど、呼びかけだけは「オカアサン」と言いますからね、私達の会話も知らない人が聞くと不思議な会話なんだろうなと思います。

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