2017年11月15日

結婚法改正に賛成多数

本日11月15日の午前10時、9月から行われていた同性婚合法化の是非を問う郵便による国民意識調査の結果が発表されました。

賛成多数!


この意識調査で問われた質問はただ一つ。

Should the law be changed to allow sam-sex couples to marry? 
同性のカップルが結婚できるように結婚法を改正するべきですか?

そして回答の選択肢は、「YES」あるいは「NO」の2つだけ。


国民の意見は明確です。意識調査に参加した国民の61.6%が結婚法を改正するべきだと回答しました。すべての州と特別地域で賛成が過半数です。

ターンブル首相が意識調査の実施を発表した際に発言したことをちゃんと実施するならば、今年中に(クリスマスまでに)結婚法は改正され、同性のカップルが結婚できるようになるはずです。

ターンブル首相個人は、ずっとLGBTの人達の平等な権利をサポートする立場にいる人で、今回の意識調査でも「YES」と回答すると言っていました。

政権党内の保守派議員たちのサボタージュがなければ、私の友人の同性カップル(20年以上一緒に暮らしている)も、もうすぐ結婚できるはず。

今後の政府の動きに注目です!



ところで、意識調査結果の詳細を見ると、「YES」「NO」の回答者数の違いは、政治的な立場の違い、経済的な違い、社会的地位などとはあまり関連が見られないそうです。

移民の多い選挙区で「NO」と回答した人が多いという傾向が見られるのだそうです。文化的宗教的に同性愛を認めない社会からやって来た移民たちの多くが、「NO」と回答したというのは分かりやすいです。

信仰の自由は認められるべきであっても、宗教の自由は限定的である必要がある。宗教の教えを理由に、差別や人権侵害や虐待を行うことは、この国では許されないのですからね。


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