マルコム・ヤングさん |
AC/DCのこと、皆さんご存じでしたか?
オーストラリアでは絶大な人気と知名度を誇ります。メルボルンには「AC/DC通り(ACDC Lane)」と命名された道もあるんです。
私はねえ、AC/DCのことは、ずっと知らなかったんですよ。
ヘビメタ系のバンドは、世界的な大ヒット曲であれば聞くかもしれませんが、このAC/DCが世界的に成功していった70年代の後半といえば、日本ではピンクレディーとかフォークミュージック、ワタクシ的には何と言ってもABBAとクイーンの時代でしたし。
AC/DCのことを知ったのは、映画「スクール・オブ・ロック」がきっかけです。
オーストラリア出身で、世界的に超有名なビッグバンドだというのに、なぜ私は知らないどころか聞いたこともなかったのだろうかと不思議でした。
その後は、テレビなどでAC/DCという言葉を聞くとバンドの名前のことだと分かるようになりましたし、注意して世の中を見てみるとAC/DC関連のグッズがいたるところで目につくようになり、AC/DCというバンドがいかに人気があるかが分かった次第です。
AC/DCのミュージックは、メロディックじゃないし、とにかくドンドコドンドコ同じリズムのロックンロールです。それなのに、メンバーがおじいさんになった今でも人気があるのですからねえ。
バンドを結成したのは、マルコム・ヤング(兄)とアンガス・ヤング(弟)の兄弟です。ハイスクールの制服をステージ衣装にして派手なパフォーマンスで目立つ弟の後ろで、いつも目立たない兄のマルコムさんでしたが、数年前に認知症を患い引退しておられました。
仕事では真面目にロックンロール一筋の人で、プライベートでは家族を大事にする人だったそうです。
この動画は、私がAC/DCの曲の中で一番好きな「It's a Long Way to the Top (If You Wanna Rock 'n' Roll)」のミュージックビデオです。歌っているのは、ボン・スコット(1980年に急死)ですよ!
テレビ番組のために撮影されたこのパフォーマンスは、オーストラリアでは伝説となっています。平台トラックに乗って演奏しながら、メルボルンの目抜き通りであるスワンソン・ストリート(Swanston Street)を進みます。1976年に撮影されたそうです。メロディーもいいし歌詞もいいし、バグパイプの音もいい感じです。
ヤング兄弟には、ジョージ・ヤングというお兄さんがおられて(本当はさらにその上にもう一人いる)、この方もオーストラリアのミュージック界で活躍されたそうですが、このジョージさんもつい先月お亡くなりになったばかりなのです。
ジョージ・ヤングさんは、AC/DCのプロデューサーも務められたし、ヒット曲をいろいろ作っておられます。一番有名なのは「Love Is In The Air」じゃないでしょうか。
マルコム・ヤングさんとジョージ・ヤングさんのご冥福をお祈りします。
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