2017年10月16日

息子のアルバイト

新店舗工事の取り壊し作業アルバイトで足指を負傷し、筋肉痛で身体不自由者となったうちの息子。

ハードな肉体労働は自分に向いていないと悟り、再び人間モルモットを目指したものの肝臓の不具合で不合格となり、がっくりと肩を落としたのでありました。

しかし、相変わらずビデオゲームのグラフィックスを作るアーティストの仕事というのは、メルボルンではめったに求人がないわけで、シドニーとかブリスベンとか知らない街で働くというのには不安がある息子は、結局新店舗工事のアルバイトに復帰しました。

ただし、ハードな取り壊し作業はもう終わっていて、床のシートを貼るとか棚を組み立てるとかペンキを塗るとか看板やサインを取り付けるとか、そういう仕事がメインとなっているのでこれなら大丈夫。

子供の頃から IKEA の家具の組み立てなど大変得意としていた息子は、長時間の単純作業も苦痛ではないらしく、こういう仕事は向いているのです。

頭が良くて理解が早く、ミスもしない息子は、毎日黙々と真面目に働き、親方ピーターさんの信頼を勝ち取ったようです。昨日など、ピーターさんの助手としてシザーリフトに乗り、店舗サインの取り付けをしたんだそうで、それを聞いてうちの夫も上機嫌。

なんでも、親方ピーターさんと一緒にシザーリフトに乗るというのは、評価と信頼の表れなんだそうです。

さて、日当は取り壊し作業の時ほどではないにしても、通常のアルバイトに比べれば破格と言っても良い金額。息子の銀行口座にはどんどんお金がたまり、夫によると「これでお母さんの車の登録料750ドルを払ってあげられる」と言っていたそうです。

良い息子だなあ!

でもね、お母さんの車の登録料はお母さんが払いますから(翻訳料さえ支払ってもらえたら)、自分の稼ぎは自分の今後のために使いなさい。

ゲーム制作会社でのインターンシップのチャンスがあればぜひやるべきだけど、インターンシップは通常無給ですからね。稼げる時にしっかり稼いでおくことです。新店舗工事は、あと2週間もすれば終わりですから。

早く絵を描く仕事が見つかるといいのですが。

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