2017年10月9日

味覚について考える

最近料理に砂糖をあまり使わなくなって、お菓子やデザートなどもめったに作らなくなって、作ったとしてもお砂糖は使わなかったりできるだけ量を減らしたり、そうしているうちに、私の味覚は甘味に非常に敏感になったようです。

うちの夫の叔母のジョーンは、お菓子やデザート作りが上手で、私は彼女が作った甘いものに目がなかったのですが。

先週、ジョーンの家のガレージドアの調子がおかしいから見てほしいということで、夫がジョーン宅へ行きましてガレージドアを修理し、晩ご飯をご馳走になって、デザートのアップルパイの残りをもらって帰りました。

ジョーンが作ったお菓子ですからね、私は大喜びで早速頂いたんですが、なんともまあ激しく甘かった。お店で売ってるお菓子もケーキ屋のケーキも甘すぎるけど、ジョーンのパイも甘すぎた。

味覚の変化は甘味だけではなく旨味についても言えるんですよ。

私は趣味でレシピサイトをやっているくらいですから、インターネット等でレシピを探すことがよくありますし、日本のクックパッドといったレシピ共有サイトを見ることもありますが、最近思うのが旨味というかグルタミン酸ナトリウム(MSG)の味に捕らわれ過ぎている人が多いこと。

多くのレシピで、鶏ガラスープの素とかコンソメの素とかだしの素とか、そういうMSGを少々入れて旨味を加えようとしているのですが、これは味覚がMSGの味に捕らわれているから必要と感じているわけです。炒め物にも和え物にも、あの味が必要と感じる味覚になっているのです。

私は長年オーストラリアで生活してきて、日本製食品が手に入りにくい時期も長かったし、食べ慣れた日本の調味料で味付けたものを食べなくなり、また最近は加工された食品も殆ど食べなくなりまして、時々日本製の食品を食べるとMSGの味が不快に感じるようになりました。

少しの塩とハーブやスパイス、ニンニクや生姜や唐辛子、そうしたものと食材の味だけで十分に美味しく感じられるのです。

カレーもそう。日本のカレールウで味付けしたカレーには不快な味がある。香辛料と塩で味付けたカレーのほうが美味しいと感じるのです。

昨今、日本ではしょうゆ代わりにめんつゆを料理の調味料として使う人が増えていると聞きますが、材料のところにある「調味料(アミノ酸等)」や「酸味料」などの合成添加物は、できれば食べたくないものです。「調味料(アミノ酸等)」というのは、ほぼMSGのことですし。

このように味覚が変わってきた私も、夫に言わせると「塩化ナトリウム中毒」だそうです。塩化ナトリウムというのは、塩のことですね。私は何にでも塩を使いすぎると非難されるのですが、食材を味を引き立てる程度の塩は、やっぱり必要だと思うんですけど。

塩化ナトリウムの味を不快に感じる人もいるのだということですが、それは私にはちょっと理解しがたい。

ということは、グルタミン酸ナトリウム(MSG)の味や砂糖の味が不快だと感じるのを理解できない人もいるわけです。

まあ、基本的に食べ物は個人の選択ですからね。でも、健康のためには、食べ物には気をつけたいものです。

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